毎週月,水,金曜日の朝から14時まで脳卒中外来ワイドオープンです.
月曜日は辻野,水・金曜日は立石が担当しています.
紹介患者を広く受けられるように,かなりワイドオープンでウェルカム状態にしています.
といっても,脳卒中は急患がほとんどなので,外来がめちゃくちゃ多いわけではありません.
他の科の先生からしたら,大したことはないです.
今外来で診ている患者さんは,救急入院して,かかりつけに戻る前にワーファリンを少し調節する方と,まれに紹介患者さん.
そして今,重要視しているのは3カ月後の予後チェック外来です.
脳卒中の予後は3カ月後に評価することが多いです.3カ月がいいか悪いかということを論じだすと,長くなるので.
まぁ,3カ月なんです.
今までは,当院を退院したら,それっきり,さようなら.
で,退院時(平均在院日数は14日間ぐらい)の評価しかできていなので,予後を評価する研究ができず.
そして,何より自分たちが治療した患者さんが3カ月後にどうなっているのかさえ,実感としてわかっていなかったのです.
3カ月後の予後チェック外来をしていて,あらためて,ありありと,その事実を実感したのでした.
血圧管理の状態,内服状況,そして生活状況まで見えてきて,今後の自分の診療の役に立ちますし,そして何よりかかりつけ医とその時点での情報交換ができます.脳卒中を診る医師としての考えを提案することができます.偉そうに・・・,かもしれませんが.
それって,その患者さんにとって,意外といいことかもしれないなぁ,なんて,思ったりしています.
全員が3カ月後に来れるわけではありません.動けなくて,これない人もいます.
そういう時は,telephoneです.
海外の予後評価で数が多い場合は,電話を使うことが多くあります.
実際,アメリカ,オハイオ州のクリーブランドクリニックの脳卒中センターでは予後チェックの一部は看護師が電話でしていました.
怪しげなデータもちらほらではありますが.
基本はface to faceですね.
患者さんの3カ月後の笑顔をみて安心します.
歯の浮くような言葉だけど,まぁ,本当の様な気がします.
iPadのFile Makerで3カ月後データ入力です.
おつかれさまです。
返信削除入院患者を診て、外勤そして在宅、んでもって外来にデータ管理…いくら体があっても足らんごたることを、それが使命だと、文句も言わず当たり前のようにやれてしまう所……長崎ば背負っとるしこあります。
着いていきます!と思っておりますが、実際の自分は文句たらしながら目の前のことやるだけで必死…器がちゃうなぁ。
しかし、外来の診療、予後調査は興味深いものがあります。その結果がまた今後の脳卒中医療にかかってくると思うと、深いです。
当たり前のことなんです。すべて。
削除長崎のことを背負うつもり(背負えなくても)の人が何人か居ていいと思います。声をあげないと変わりません。行動だけでは時間がかかります。
私ができなくてもいいと思ってます。
誰かがやってくれれば。それまでは声をあげて、そこそこ行動して。
コメントありがとうございます
急性期の病院にいるとやりっぱなしになってることが多いのかもしれませんね。。
返信削除外勤に行ったときなどに患者を見ると、初期に見ていた時からは想像もつかないぐらい回復して、歩いてしゃっべてるいる方もいらっしゃいます。またその中で何に困っているかとかも気づかされます。日々勉強ですかね。
私たちにとって,外の病院に行く意味はそこにあると思います.
削除これから,若い先生たちにその目線を持てるような配慮をしてあげないといけないなぁと思います.
自分自身も常に,「患者の自宅生活」の目線を持てるように注意しておかないと自己満足の治療になりますよね.
コメントありがとうございます.