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4月, 2017の投稿を表示しています

明日の外来に役立つ脳卒中の話。アメリカ人って、食事のとき、「飲み物は?」って聞かれたら、「diet coke」って言う人多いけど、脳卒中に気をつけてね、っていう話

ダイエットコーラなどの、人工甘味料入りドリンクと 脳卒中 認知症 発症と関連していた。 砂糖入り飲料の摂取とは関連がなかった。 そうです。 Pase et al. Stroke 2017. Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and the Risks of Incident Stroke and Dementia: A Prospective Cohort Study 結果は、もちろん 「そうなんだー」 って言う驚きなんですが、 Disccusionで 人工甘味料入りドリンクがなぜ、脳卒中発症や認知症発症に関連するか についてどう考えているか知りたかった。 しかし、 「よくわからない。」 って言う感じでした。 たしかに観察研究だけでは、言えないですよね。 脳卒中発症に関して -- 45歳以上、2,888人(平均62歳) 認知症に関して -- 60歳以上、1,484人(平均69歳) 食品摂取頻度調査票に3項目を加えて調査 (1) total sugary beverages (combining sugar-sweetened soft drinks, fruit juice, and fruit drinks (2)  sugar-sweetened soft drinks (high-sugar carbonated beverages, such as cola (3) artificially sweetened soft drinks (sugar-free carbonated beverages, such as diet cola (3)が人工甘味料入りドリンク (※食品摂取頻度調査票:食べる頻度を7段階、一回の量を6段階にわけて調査。結構多い) 人工甘味料入りドリンク (1単位は、1杯, 1瓶, 1缶のこと) 飲まないをreference (基準)にして、 -- 1単位を週に6回以下 -- 1単位を毎日飲む の脳卒中、認知症のハザード比を調べた。 人工甘味料入りドリンクと脳卒中 緑:

JMECCセミナー。内科学会総会

Japanese Medical Emergency Care Course (日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会) の指導法についてのセミナー。 長崎から少なくとも私と、呼吸器内科の先生と、消化器内科の先生で参加しました。 長崎-東京日帰りです。 滞在5時間。 他にも長崎から参加された先生がいらっしゃったことと思います。 指導方法の再認識のために参加しました。 今後も長崎の内科医になりたい研修医のために 各内科で力をあわせて頑張っていきたいですね。 もちろん脳神経内科も スタッフは少ないけど、 この部分にも頑張って関わっていきます。 JMECCは JMECC審査委員会 JMECC検討委員会 の両輪。 JMECCの要点 1 BLS --  実践型教育である。 自身の判断で実践できる。(受講生の行動変容を必要とする) 患者の社会復帰のために Frame Action Result 指導者の心得 ーBLSは蘇生の要 「質の高い」 「適切なAED使用」 気道確保: 頭部後屈顎先挙上、軟部組織を圧迫しない 胸郭の動きも見る。10秒超えない。 胸骨圧迫 手根部が胸骨の下半分に当たっていること。 指先はしっかり離す。指先を支点にしないため。 5cm-6cm 100-120回/分 質の担保のために、気道管理と胸骨圧迫、お互いに評価する。 AED 心臓を挟む --気管挿管と気道確保 異物除去 女性の受講者にはハラスメントに注意 気管挿管に時間をとる 実技は全員にしてもらう よく使う気道管理トレーナー BURPは指導要綱から外れた カプノメーターを推奨 除細動に比べて時間が足りない。(受講者のレベルによる?) --除細動 心停止時のモニター波形の診断 マニュアル式除細動器による安全かつ迅速な除細動 --一番大切 -安全確保 -各受講者間の知識、経験のバラツキ(結構重要) -指導内容の決定と時間管理 指導前のチェック 二相性 or 単相性 チームワーク (波形の流れを共有