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年末年始は電子カルテ停止

本日0時から1月2日お昼まで。 電子カルテシステム移行のため、電子カルテお休みです。 救急患者さんの、受け入れができるだけスムーズに行くように、紙伝票の準備を前もって行っています。 10人分、黙々と準備してくれた、脳卒中センタースタッフと、脳外科D先生、 ありがとうございました。 病棟看護師も、何年かぶりに(5年?7年?)に、看護カルテ等の記載を手書きでやっています。 こういう時は、ミスが起きやすいもの。 そのため、病院として、例年よりも入院中の患者さんは少なくなるように調整をしています。 しかし、救急患者さんは、こんな事情に関係なく、発生します。 当たり前。 粛々と、お仕事がんばりましょう。

病院の七夕、願い事

当院では、毎年七夕飾りをして、皆さんに願い事を書いてもらっています。 病院ならではの願い事があります。 深く、心に突き刺さるものは多いです。 また、一部には「?」なものもあります。 いろいろな病気があります。 これからも私たちは、克服できない病気と対峙します。 しかし、克服できるものは克服したい。 一応、私も父親なので、心にくるものが強くあります。 脳神経病棟なので、運動機能の問題を有する患者さんはいます。 父親として、子供と走り回って遊ぶことができることが、当たり前のようで、その実、ありがたいことなのだと思い至ります。  お菓子を買ってくれるお父さんが好きな訳ではありません。決して。 えっ? ・・・・・ 最後です。 母親の、子供への思いは、永遠。 ありがとう。お母さん。

脳卒中カンファランス。祝角尾学術賞!

当院脳神経外科の先生が、当大学(臨床および基礎医学)で、活躍している若手臨床研究者に送られる、最高の賞である角尾学術賞を受賞されました。 おめでとうございます! 我々脳卒中内科医は脳神経外科の先生方の活躍に負けないように、さらに、もっとがんばらんばいけん。 褌を締め直したした次第です。 その記念講演の内容を若手医師や、看護師、リハビリテーションスタッフに対してわかりやく話していただきました。 その前に、リハビリテーションスタッフが、日々、リハビリテーションを提供するだけでなく、自分たちが患者さんに行ったことが、どういう効果を生むのか、データ化して検討する試みを話してくれました。 手前味噌ながら素晴らしいです。 一緒に頑張りましょうね。 そして、メインイベント。 当院は、「脳梗塞に対する再生医療ガイドライン」作成に参加しています。 脳梗塞後の後遺症でつらい思いをしている人も、意外とそうでない人も、 いつか、再生医療によって、 「脳梗塞になって、麻痺が残ったばってん、大丈夫。細胞ば、チューっと注射して、良くなるらしかよ」 って、言える日が来ることを願って。

3月は別れの季節

桜がよく似合います。 いつか、私も送って頂ける日が来ると思いますが、その時は、かっこよく、さらっと退出したいです。 「あっ、もういない!」 って感じで。 車で、ブーンと海岸沿いを走って、去っていく。 ・・・・ないな。 7,8年今の職場にいることになるような気がします。 いつも新鮮な気持ちを忘れず、4月から心機一転がんばります。 4月までの残り3日間は、古い気持ちで乗り切ります。

CT、MRI増えます

4月から、CT、MRIが1台ずつ増える。みたいです。 いつの間にか、工事が始まり、なんだかあっという間に、 CT3台 MRI4台 体制。 患者数が増えているから、 だと思います。 MRIは6時過ぎまで、平日勤務帯の検査を行っています。 検査技師さんも大変です。 病院としても、時間外勤務のコストがかかるので、大変です。 で、機械を増やす。 という単純なわけではないでしょう。 難しいことは置いといて、 我々、脳卒中診療医は、MRIが増えることは大歓迎です。 これまで、救急患者さんのMRI検査は、うら寒い通路を通過し、遠くの、地下にあるMRI検査室までお連れしていました。 今度からは、救急外来の目と鼻の先にあるところで検査できるようになりそうです。 去年のこと。 MRI検査室まで連れて行く途中で、呼吸が止まった患者さんがいて、ものすごく困ったことがありました。 ちょうど中間地点。 行くべきか、戻るべきか。 あの時は、久しぶりに焦りました。 幸い、緊急のカテーテル治療までうまくいき、歩いて自宅退院されました。 救急診療は、診療している医師にとって、いろいろな決断をしなくてはならないので、そういう余計な精神的ストレスが減ることは、良い決断に結びつきやすいと思います。 ところで、MRIが4台になるのは、我々、脳卒中診療医のせい? おかげ?  もあるんでしょう。 患者さんは年々増えています。

人を診るということ

土曜日16時の脳卒中ケアユニット。 朝3時に血管内治療を施行した患者さん。 緊急の頚部血管ステント留置術と脳血管カテーテル治療を行いました。 少し脳出血を合併したので、朝の時点では抗血栓薬を使わない方針でした。 しかし、午後になって、気になって、やっぱりMRIを撮影して、抗血栓薬を使うかどうか考えなければと思い返し、来棟。 ステントを留置すると、急に血栓ができて詰まってしまうことがあります。 かくして、この患者さんには抗血栓治療が再開されました。 頭が下がります。 日本の医療のいいところであります。一人の医者が、一人の患者さんの事をしっかり考えて、治療方針を検討する(もちろんみんなで考えるのですが、責任の問題です)。 担当医が、診療時間帯ごとに変わると、きめ細やかなことができにくいことがあります。 日本の医療の悪いところでもあります。一人の医師に負担がかかりすぎて、休めない。 どうすればよいのでしょうか? 少なくとも、日本人はもっと休むべきで、その体制をどこの現場でも、もっと考えるべきなのでしょう。

最後の病棟講義。

「いつも病棟でふらふらしてばっかりと思われているので、ちゃんと仕事をしていることを話します」 という、言葉で始まった、脳神経外科教授の講義です。 今年で退任されるので、最後の講義になります。 病棟の看護師、リハビリスタッフ向けに、脳神経外科手術の話をしていただきました。 冒頭の言葉のとおり(と言ったら失礼(?))、よく病棟に顔を出されます。患者さんのところにも、もちろんよく行かれていらっしゃって、コミュニケーションを取ることの大切さを体現されていらっしゃいました。 土日の病棟にも出張の時以外は、顔を出していらっしゃって、なかなかそんな教授をいらっしゃらないのではないでしょうか。 我々、脳卒中内科医は、本当にお世話になりました。 我々がここにいるのは、教授のサポートを頂いたからこそでございます。 病棟のカンファランス室で、大入り満員。熱気ムンムン。講義室みたいな、かしこまったところではありません。 もう本当に残り僅かです。 我々脳卒中内科は、これからも発展して、御恩に報いたいと思います。

看護師の看護師による新人看護師のためのNIHSSスコア講座

今日は救命救急センターナースらが脳卒中患者さん診察するための勉強会です。 National Institute of Health Stroke Scale (NIHSS) スコアを練習しています。 NIHSS スコアとは脳卒中患者さんの神経症状を点数化するものです。 重症ほど点数が高くなります。 講師は看護師、4年目ぐらいです。 新人の時から知ってます。 成長したなぁ。 最初はよく泣いてたのに。 患者役もナース、診察する看護師役もナース。 18時から19時30分までお疲れ様。 脳卒中はチーム医療。 看護師の活躍は急性期から、慢性期まで幅広い。 新人のみなさん、新人じゃない皆さんも、 とりあえず、やってみよー。 Let's try, NIHSS score.

救急外来で手術するは、脳外科医。

硬膜下血腫の穿頭血腫洗浄ドレナージ術。 硬膜下血腫、脳の表面の出血です。 救急外来の小手術室で行っています。 吸入麻酔(普通の手術の時に使う麻酔)もあります。 硬膜下血腫。緊急の場合は、救急外来で、ドリルでグリグリ頭蓋骨に穴を開けて、血腫を出すことがあります。 脳外科医にとったら、 「そんなの普通でしょ」 かもしれませんが、 内科から見ると、 「すっげー、やっぱ外科医はカッコイイ」 かっこいいし、患者さんは良くなるし、言うことなし。 脳外科の手術はいろいろあります。 予定手術はもちろんありますが、緊急の手術も多いです。 50歳男性!右被殻(脳の比較的深い部分)出血100cc!! --緊急開頭血腫除去術。昼だろうが、夜だろうが。緊急だから。 急げ、急げ。 しかし、手術自体がリスクになるような、手術を躊躇するような患者さんにも手術をしなければならないことがあります。 84歳女性。もともと心臓病でワーファリン内服中。透析中。PT-INR 2.0(ワーファリンがよく効いていて、血液が固まりにくい状態)、左に脳出血100cc。瞳孔、左散大、右4mm。 家族は手術を希望。 左の病変は言語障害になり、理解や表現がむずかしくなる。出血の量が多いと手術しても、症状は改善しにくい。透析で、ワーファリン内服していて、頭を開いたら、血がだらだら出て止まりづらくなる。左の瞳孔が散大し、右も散大しかけている(脳損傷の度合いが強い) 家族は手術を希望。 ですので、手術。 救えないことはある。 でも、救えることはある。 今、目の前で死にそうな人を助けることができる。 その右手で。 左利きなら左手で。 いつも、カッコイイ脳外科医に感謝しております。

脳卒中モーニングラウンド

脳卒中ケアユニットに入院している患者さんを中心に、入院後間もない患者さんや状態が不安定な患者さんを脳卒中センタースタッフ3人と研修医2人でラウンドしています。 7時30分からの脳卒中モーニングカンファレンスの後。 毎朝。 そして、13時30分から、脳卒中センター入院中の患者さん全員のチャートカンファレンスとラウンド。 毎日。 みんなで毎日毎日、考え方や思いを共有することでチーム全体のレベルアップにつながると考えています。 しかも速く. 研修医の指導にも,今のわれわれのスタッフが少ない現状では,ベターなやり方だと思っています. 実は,この毎日チャートカンファランスとラウンドは,クリーブランドクリニックの真似です. 朝から夕方まで,平日は毎日やっていました. アカデミックなディスカッションは,チャートカンファランスでやっていました.そこは,さすがアメリカって感じで,若い病棟医が,論文を引き合いに出して,指導するスタッフドクターとディスカッションしていました. この雰囲気がとてもいいなぁと思いました. 一方日本では,それぞれの主治医である若い医師と,その指導医が一緒に診療するのですが,基本的には,若い医師だけが毎日患者さんのところにいく,という感じです. これだと,診療のスピードが落ちる可能性があります. 方針決定に時間がかかるから. 若い医師が,いろいろ自分で調べて,指導医に相談する. 自分で調べるのは当たり前ですが,時間制限なく調べると,時間がかかります. 当たり前ですが. 治療方針に大きな問題はないかもしれませんが(あるかもしれませんが),入院期間をどんどん短くしないといけない昨今, みんなで,さっと方針を決めて(考える時間も与えて),びしっと治療して, の方が,良質なスピード感で診療できるような気がします(擬音語でごまかした感がありますが). ということで,これからも続けます. ちなみに,クリーブランドクリニックではスタッフドクターが5,6人いたので,1人のスタッフドクターが1週間ラウンドを担当すると,1ヶ月ちょっとは,病棟に出ずに,デスクワークや,手術などに専念することができる点が,日本...

はじめて♡

tPA(アルテプラーゼ)静注療法,1日3件. 初体験. 救急外来の看護師のみなさん,急ぎ対応いつもありがとうございます. 9階東のSCU (Stroke Care Unit)の看護師の皆さん,看護師長,気持ちよく受け入れてくれてありがとうございます. 9階東病棟の看護師,SCUを退室した患者さんの,対応ありがとうございます. 救急病棟の看護師のみなさん.夜間の受け入れ,いつもありがとうございます. 患者さんがそこにいるので,対応して,受け入れるのは当たり前のことですが,それでも,やっぱり,ちょっとしんどいことはあります. いつも笑顔,笑顔でやってまいりましょう. ありがとうございました.

病院工事中

郵便局が壊されました. お金が落ちていないか見に行きましたが, 工事中で入れませんでした. 追加. 記録に残しておくと,未来で意外と懐かしい.

土曜日の病棟

以前,病棟で働いていた看護師が,子どもちゃんを連れてきてくれました. 脳神経外科教授もちょうど(というか,今日はほとんど病棟にいらっしゃいましたが)いらっしゃっていたので,よかったです. 仕込み写真じゃないです. 子育てが一段落して,また仕事復帰するつもりだったそうですが,夫の仕事でこの病院には復帰できなくなってしまいました. 残念. 非常に. 女性って大変. 女性の職場復帰とかの問題について,一過言もっていないので適当なことは言えません. ただ言えることは, 「また,看護師ができるといいね」 かな.

てんとう虫注意報発令中

転倒リスクの高い人はてんとう虫がつきます. 何気に,おしゃれで,わかりやすい. と感心しています. このお部屋は超注意ってのが一目でわかるすぐれもの.

大晦日の院内

救命病棟.人多いね. 日勤と夜勤の入れ替わり時期. 急患受け入れありがとう. 病棟で夜勤帯入院がほとんどなくなって,楽になったと思います. 救急外来. 嵐の前の静けさか? ここの移転したのが今年でしたでしょうか? CTが目の前にあっていいです.昔は,だいぶ距離ありました. 看護師の認識のおかげで脳卒中緊急診療が楽になりました. ありがとうございました. 脳卒中患者のサブバックアップ病棟として機能していただきました. 今後も勉強会などしていきましょう. 頼りにしてます. 人が少ないですが,夜勤の看護師がいなくなって,日勤の看護師は患者の元へ. 重症患者を主にみていただきました.お見送りした患者のほとんどはここでした. 大変な病棟だけど,笑顔が絶えないい病棟です. 来年もよろしくお願いします. 大晦日のSCU.9階東の中にあります. 失語症患者さんの言語訓練. 医師,看護師,リハスタッフ,地域連携のスタッフ. 来年はもっと,もっと,みんなで,いい脳卒中急性期診療を発信していきましょう. 私たちにはその使命があります. そして,長崎全体でチームになる年にしましょう. よいお年を.

12月30日の救急外来

一般の方からの電話対応に追われています. 「鼻の奥が痛いのですが,ヘルペスだと脳炎になると思って,抗体検査をしてください.他の病院で断られました.」 「のどがはれているのですが,どこの病院に行けばいいですか?」 脳卒中診療においては,一次(歩ける)も二次(準緊急)も三次(緊急,重症)もないです. これ大切.すべて緊急です. しかし,他の疾患はあります. 風邪は一次. 重度の交通外傷は三次. 当院は,三次 でも,年末年始で病院が休みで,また休みも長いから,心配で,いわゆる「軽症と思われる」方からの電話が頻繁で,看護業務に差しさわりが出ています. こういう仕事もあります. 看護師がんばれ.

12月29日12時過ぎの脳神経病棟ナースステーション

食事をみんなで食べます. 6人. 看護師の介助が必要な,もしくは見ておかなくてはいけない少し行動が危ない方は,ナースステーションで食事をとってもらいます. 脳血管障害や脳腫瘍などの患者さんがいますので,認知面の問題を抱えている方が多く入院しています. はい.食堂があればいいかもしれませんが,そこに全員を運ぶ労力や,ナースステーションを離れるリスクもあります. 他の仕事もあるし. で,ナースステーションです. 結構,雰囲気的にほんわかしたりします. 昨日の御用納めで,転院業務が終了しました. 年末年始の救急患者入院を考慮し,転院できる患者はいつも以上に頑張って,早期に転院に持って行きました.ある回復期リハビリテーション病院は,そこを考慮していただき,患者さんの転院をたくさん引き受けてくださいました. 当院のリハスタッフの数では,年末年始に濃厚なリハビリを行うことができないので,転院できるならしたほうがいいのです. で,認知面に問題がある方は,受ける側も状況を整えて迎えるので,年末年始は転院できずに残りがちです. さらに,昨日は脳卒中だけでなく,他の病気の患者さんも,転院搬送が多かったです. 長期休み前だからでしょう. 「大学病院に送っておきましょう.」でしょうか. 看護師頑張れ.

本日は晴天の日曜日なり

しかし,院内はちょっと薄暗い,計画停電であります. 2時間ぐらいでしたが. こういうときでも,非常用電源が多数ありまして,休日の業務に大きな影響が出ることはありません. ただ,2時間は救急外来の前のCT室が動かなかったので,もしCTをすべき患者さんが来院していたら,少し離れたCT室に行かなければならないところでした. とくに,診療に大きな影響なく停電は終了. おしっこが流れないという問題はありましたが. そんな状況で,入院患者さんの状態急変(つまり,心臓が止まったり,呼吸が止まったり)が,ありまして,その病室に医師がかけつける,ということがありました. 幸い,電源利用で問題はありませんでした. ただ,関係ないけど思ったこと. 日曜日ですけど,お休みですけど,研修医が少ないなぁってこと. 平日には,わらわら研修医も集まってきます.何もできないですけど,「自分が直面したらどうしよう」という恐怖心とか,「こんなとき,どうするのか」「一体どういう状況なのか」という興味で集まってきます. 今日は2,3人. 人が多すぎて,邪魔. ってことは多々ありますが,駆けつけるときは「もし,人が少なかったら自分も少し役に立つかも」などと,少しおびえながら来てますから,まぁそこは勘弁していただいて,役立ちそうになかったら戻りましょう. 日曜日ですから.お休みですから. まぁ,いいんですけど,もう少し,研修医って日曜日も病院にはべっているものと思っていたので,まぁそんなもんかなぁなんて思ったのでした.特定の個人とか全員とか言うわけではなくて,研修医全体に対する割合の問題. 外の病院に行ったら,否が応でも急変時対応を迫られますので,練習になります. 私が研修医として市中病院で働いていたある日曜日,突然目の前の病室の患者が心停止して,研修医と看護師で,CPRしたのでした. 忘れっぽい私が,覚えているので,相当焦ったんだと思います. 医療は経験がものを言う. ことが多い. と思っています.

クラークさん

少年に大志を抱かせた人ではありません. 病院で医師の事務的サポートをしてくれる方々です. 先日,3年間病棟クラークとして我々をサポートしてくれた方が,任期満了に伴い,退任しました.残念ながら再選できないルールになっています. ありがとうございました. クラークにもいろいろ仕事があって,すべてを説明することができないのでありますが,医師にとって,もっともありがたいのは,「書類の管理」です. これまでは,すべて看護師や医師がやっていました.その仕事に忙殺されて本職の仕事がおざなりになりかねないこともありました. 最近,よくわからない書類の記載が増えています.「この書類にこれを書いたら,いったいどうなるのか」なんてことが,あまりわからないことがままあります.それについて,深く考える時間はないので,とりあえず書きます. なぜなら,書かなければならないから. もう,本当にたくさん. そういった書類の準備とか,簡単な下書きなど行ってくれます. 診断書も,昔は自分で書いて(これは当たり前),自分でコピーして,カルテに挟んで,なんてやっていました. 今では,電子カルテ上に上がってきて,入力して,プリントアウトして,印鑑を押すだけです. しかも,2枚目(2社目)以降は1枚目(1社目)の内容を,コピーできるのです. 昔は,手が痛くなっていましたよね. 診断書がたまっていると. このように,10年前までは医師がやっていた仕事を,最近ではいろいろな職種の方が助けてくれます. 転院業務や他院との連携を担当してくれる地域連携センターもそうです. 昔は,転院する患者さんがいると,自分で,病院をあたって,連絡し,お願いしていました. 担当患者さんは1人ではないので,けっこう面倒でした. 逆に,当時はよくやっていたなぁと,少し自分で感心したりもします. 今の若い人はわかんないだろうなぁ. 今回,退職したクラークは,私の患者データ管理の仕事も手伝ってくれていました.特に私が,留学で不在の時に. 本当に,いろいろな人に助けられての脳卒中センターです. これからも助けてもらえるように,雨の中,道端の段ボールに入れられた子猫の様な眼を常にしていたいと思います. 犬派ですが.

今晩のSCU

Stroke Care Unit: SCU = 脳卒中集中治療室 服を脱ぎたがる80歳台女性とViPAPをつけた心不全男性。 女性は,いわゆるせん妄というやつです. そもそも,せん妄とは? 1 注意を維持できない. 2 記憶がごちゃまぜになったり,場所が分からなくなる. 3 短期間で出現し,1日でも変動する.やっぱり夜が多い. こんな感じだそうです. 看護師さんから,「それは危ないので,触ったらだめですよ」 なんて,言われて,最初はやめても,すぐにまた同じことをやってしまう. こういうことが繰り返されるのです. 今回は,看護師から相談があって,病棟に赴きました. ほとんど裸でした. 脱ぎたがる人って結構いらっしゃって,何か人の潜在意識の中に,服を脱ぎたい,裸でいたい,という欲求があるのかなぁ,なんて思っています. 原始に帰りたい? さて,この方にはちょこっとお薬を使ってみました. その間,ベッドサイドにいて,様子観察. 30分ぐらいで,少し落ち着いたようです. おやすみなさい. その奥にはViPAPといって,簡便な人工呼吸器をつけた心不全の方がいます. このSCUの外には,一般病棟があります. そこでも,脳疾患をもちながら,ふらふら一人で歩きがちな患者さんが数人いらっしゃるようです. 病棟もSCUも,看護師がんばれー. 問題なく夜を乗り切りますように. 肌が出ている部分は,見えてはいけないところではありませんので.悪しからず.