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最後の病棟講義。

「いつも病棟でふらふらしてばっかりと思われているので、ちゃんと仕事をしていることを話します」

という、言葉で始まった、脳神経外科教授の講義です。

今年で退任されるので、最後の講義になります。

病棟の看護師、リハビリスタッフ向けに、脳神経外科手術の話をしていただきました。

冒頭の言葉のとおり(と言ったら失礼(?))、よく病棟に顔を出されます。患者さんのところにも、もちろんよく行かれていらっしゃって、コミュニケーションを取ることの大切さを体現されていらっしゃいました。

土日の病棟にも出張の時以外は、顔を出していらっしゃって、なかなかそんな教授をいらっしゃらないのではないでしょうか。

我々、脳卒中内科医は、本当にお世話になりました。

我々がここにいるのは、教授のサポートを頂いたからこそでございます。


病棟のカンファランス室で、大入り満員。熱気ムンムン。講義室みたいな、かしこまったところではありません。


もう本当に残り僅かです。

我々脳卒中内科は、これからも発展して、御恩に報いたいと思います。

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