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研修医にレジデントノートをプレゼントする

脳内スタッフと研修医1年目たち。 脳卒中センターは今年21人がローテートしてくれます。 ありがとうございます。 っていうか、自分目と閉じとるし。 レジデントノート2017年12月号の特集は 「一歩踏み出す脳卒中診療」 です。 私が編集をさせていただきました。 せっかくなので、 脳卒中センターを研修してくれた研修医にプレゼントしました。 自腹を切って。 うそです。 医局のお金で。 編集をさせていただいたので10冊以上購入割引あり。 人数分買えました。 研修医の皆さんには、 ただより高いものはない、ということで入局してもらおうかと思いましたが、 行き過ぎ(ちょっとだけ、) ということで、それは諦めました。 その代わり、 当科の宣伝のために、写真をつかわさせていただくことに許可をもらいました。 皆さん、ありがとね。 編集の仕事として、各項目に寄稿していただく先生を、私の独断で決めさせていただきました。 「いやいや、この先生がよかったんじゃない」 とか、思われるのかなぁ、など、小心者の私は、無駄に悩んだり悩まなかったり。 結局、完成したものは、脳卒中初学者が明日の臨床現場で、一歩前に踏み出して診療に取り組める内容になっていて、 無駄な悩みは、やっぱり無駄でした。 「出血性脳血管障害」の項目は、当院脳神経外科の先生にお願いしました。 内科医を目指す研修医の場合、知識が希薄になるくも膜下出血の初期診療。 再破裂を起こさないために、どれだけ気を配らなければならないか。 私達内科医は、その厳重な初期診療を傍で見ているので、 「これは、若い人たちも知っておかんといかん」 と、思ってお願いしました。 研修医の皆さん、 くも膜下出血の初発症状は、 ありふれた症状 「頭痛」 ですよね。 ウォークインで来院されることもあります。 頭痛の鑑別で、くも膜下出血をあげることはできますよね。 くも膜下出血を強く疑っても、 「ウォークインで来院したから」 という理由で、その後の初期対応を普通の診療のとおりにしていると、 目の前で再破裂を起こしてしまうかもしれませんよ。 くも膜下出血の初期診療、 知っておきましょ

脳卒中センター開設6周年

おめでとうございます。 ありがとうございます。 なんだか、とびとびで、この記事を書いているようです。 脳卒中センター開設◯◯周年 2011年内科医だけで始まった(もちろん、脳神経外科のサポートがあり)、脳卒中センターの歴史。 短いけど。 それなりにいろいろありました。 いろいろあって、最初は、 「血管障害をみる脳卒中内科医でいくぞー」 って、片意地張ってはじめましたが、 なんだか、そういう、「自分の思いだけ」でやるのは、世の中の流れに沿ってないし、自分の哲学にもあってないことに、やっと最近気づいてきました。 やっぱり、 「求められているものに応える」 ことが大事なような気がします。 で、 求められるものって、意外と、世の中の原則であって、本幹であり、 そんなに変わらないもの、 なのかもしれません。 冷静に、周りを見回して、歴史をふりかえると、 そんなに難しいことじゃない。 2014年から、脳神経内科が教室として発足し、初代教授が就任しました。 神経診療は血管障害と、その他の神経疾患、一緒に診療し、教育し、研究していく、土台の骨組みが作られました。 現在は、未来の脳神経内科スタッフが、立派な診療をおこなっていくために、しっかりとした土台を作る時代です。 私も、脳神経内科の医局長として、若いスタッフの意見を積極的に使って、未熟でも、トライしてみて、自分たちで、礎を築く、楽しさに、喜びに気づいてほしいと思っています。 スタッフ全員が自分たちの未来づくりに関与すること。 当たり前ですけど、 それが、長崎の脳卒中診療、神経難病疾患診療の未来につながると信じています。 そして、2017年から脳卒中センターは、脳神経外科と脳神経内科、一緒に運営することになりました。 それまで、一緒に脳卒中診療にあたってきました。 組織の形として、あたり前になっただけですが、それも、流れを考えると、必要なことでしょう。 まだ、10年も経っていませんが、それでも、継続してこれたのは、周囲のサポートがあってこそ。 開業医の先生方、総合病院の先生方、回復期を診療いただく先生方、医療スタッフの皆様から、地域の脳卒中診療へのご理解を頂いていること、ありがたいことです。 ありがとうござ

穴があったら塞ぎたくなる。卵円孔開存の話。

これまで、 「穴(卵円孔開存)があるけど、塞ぐ方法は、全身麻酔で心臓をあけることになるから、薬の継続ですね」 ということで、 脳梗塞患者で、かつ、他の明らかな原因 (心房細動や動脈狭窄など) がないとき、 1) 卵円孔開存あり、かつ、静脈血栓なし ならば、基本的に、抗血小板薬(バイアスピリンなど) 2) 卵円孔開存あり、かつ、静脈血栓あり ならば、基本的に、抗凝固薬(ワルファリンなど) でした。 「基本的に」としたのは例外もあるので。 1)の場合で、若年だったり、大きな卵円孔開存だったりしたときに抗凝固薬を使う 2)の場合、再発性ならば、開胸術で卵円孔開存を閉じる というようなこともあります。 私は、お二人の患者さんで、心臓血管外科にお願いし、開胸による卵円孔開存閉鎖術をしていただきました。 今回は、2017年9月13日のNew England Journal of Medicineで3つの卵円孔開存閉鎖術の効果を検討した論文が掲載されたので読んでみます。 2013年に私が読んだ論文をがあり、その他にもこれまで2つ、卵円孔開存閉鎖術の有効性を検討した論文があります。 卵円孔開存閉鎖の有効性.基本的には”questionable”ですが・・・ 2013.04.03 基本的には ”限定的には有効” という内容であったと認識しています。 今回の3つの論文は、これまでの論文の弱い点を補ったところがポイントだと思います。 1つは、「経過観察をより長期間にした」ということ。 もう1つは、Mas先生の論文のように、リスクが高いことが予想される「大きな卵円孔開存や心房中隔瘤の患者のみを登録した」ということ。 Mas et al. Patent Foramen Ovale Closure or Anticoagulation vs. Antiplatelets after Stroke NEJM 2017 Mas先生が主著 フランス32施設。ドイツ2施設。 対象は 脳硬塞があり、 かつ 「大きな卵円孔開存」 、もしくは 「卵円孔開存+心房中隔瘤」 のある患者を登録。 これがポイントです。 ※大きな卵円孔開存:バルサルバ負荷解除後、3心拍内で、左房内にbubbleが30個以上み

出張先でランニング。その9@品川

品川駅、天王洲アイル、レインボーブリッジを見ながら、かがんで通らなければいけない、線路下の道。 方向音痴全開で2回逆方向へランニング。 船いっぱい。 コンテナいっぱい。 かがんで通らなければならない線路下の道。都市開発の影響でなくなるそうです。 屋形船 。

出張先でランニング。その8@対馬

2017年8月26日長崎県対馬病院で脳卒中の講演をさせていただきました。 医師だけでなく、看護師や救急隊の皆さんまで来ていただきました。 みなさんから、いくつか質問をいただきうれしかったです。 長崎の離島の脳卒中診療をもっと良くしたいので、いろいろ考えながらやっていきたいと思います。 社会情勢的にも、医療資源的にも、状況は整ってきたので、 「機は熟した」 と思っています。 「遅い」 という意見もあります。 とにかく、今私たちにできる最大限のことをやっていきたいと思います。 で、翌朝ランニングです。 小さな湾。あっち側まで走りました。 根曽古墳群から日本海を望む。 根曽古墳群 ちょっとだけ説明。 戻ってきているイカ釣り漁船。夜は海上に多くの漁火を見ることが出来ます。 朝日が登って間もない時間にホテルへ。 逆光と猫

出張先でランニング。その7@宮崎市

宮崎ランニング 宮崎大学でJMECCがあったので、インストラクターとして参加させていただきました。 当日の朝に 無理して、ランニング。 だれも気にしていないのに、 出張したらランニングしなくてはいけないような気持ちに苛まれ。 宮崎駅に隣接するホテルに泊まりました。 宮崎大学周辺には泊まるところがないので。 前日の夜は、宮崎といえば、の地頭鶏とチキン南蛮を食べました。 当たり前ですけど、お弁当チェーン店のチキン南蛮よりうまかったです。 どちらも、それはそれで美味しいんですけどね。 朝日がみたいなぁと思って、海の方へ出ることも考えましたが、 川沿いのランニングコースがある、大淀川へ向かって、ランニング。 動画のような、 微妙なところからの朝日 が見えました。 夏らしい、真っ赤な朝日でした。 長崎には大きな川がないので、ちょっと羨ましかったりします。

to drip tPA, or not to drip tPA, それが問題だ

脳血栓回収術の前にtPA静注療法をすべきか、すべきでないか。 現在のところ、そのデータは無いので、 「tPA静注療法の適応が有るならば、する」 ということになっています。 本当に必要でしょうか? 現状では、 「(まだ)わからない」 将来的にはランダム化試験が必要になります。 MT + IVT vs. MT alone ※1 MT, mechanical thrombectomy (機械的血栓回収術) ※2 IVT, IV thrombolysis (tPA静注療法) 現在はメタ解析の段階です。 メタ解析2論文。 その結果、 「(それも、まだ)わからない」 Stroke誌の結果は -- MT + IVTに軍配。 JAMA neurology誌の結果は、 -- MT alone に軍配。 で、現時点での臨床現場での方針は、 「これまで通りtPA静注療法をやって血栓回収術へ。将来的にはランダム化試験の結果を待ちましょう」 と、いつも通りの流れ。 実は、残念ながら、長崎大学はJAMA neurologyが閲覧できない、という寂しい状態。 なので、JAMA neurologyはアブストラクトのみ。 Coutinho et al. JAMA neurol. 2017 Combined Intravenous Thrombolysis and Thrombectomy vs Thrombectomy Alone for Acute Ischemic Stroke A Pooled Analysis of the SWIFT and STAR Studies JAMA Neurologyのメタ解析は SWIFT trial と STAR trialをメタ解析。 ちょっと古め。 MT + IVT 160人 平均年齢67歳 MT alone 131人 平均年齢69歳 全体的に若い。とても。 発症から鼠径穿刺まで、 254 vs 262 min 差なし。 何Pass施行したか、再開通率、90日後自立、90日後死亡 差なし。 症候性頭蓋内出血 1% vs 4 % 差なし 血管攣縮 27% vs 14%, p=0.06 なぜか差あり。MT + IVTに多かった

脳卒中急性期は0°?それとも30°?

Anderson et al. NEJM 2017 Cluster-Randomized, Crossover Trial of Head Positioning in Acute Stroke 脳卒中急性期に、 「何が何でも、頭をあげずに、フラットで安静」にするのは、脳灌流にはいいかもしれないけど、肺炎のリスクは増えるのでは? とは言え、 「頭を上げていい」というと、脳浮腫にはいいかもしれないけど、やっぱり灌流が落ちるのでは? ということで、これまで 考えつつも、エビデンスがなく、 脳梗塞患者入院時の指示で、 「ギャッジアップ〜〜度」を (※ちなみにギャッジアップって英語、ないですから。伝わりませんから。Gatch先生の論文らしいですので、グググってみてください。) 常識の範囲内で、適当に、記載してきました。 しかし、この論文のお陰で、それとも、おさらば! というわけにはいかないのでした。 そんな簡単には行きません。 いや、むしろ、はっきり言って、脳卒中の臨床をやっている医師の疑問には答えきれていない。 脳梗塞85%, 脳出血8%ぐらい、TIA2%ぐらい、脳卒中もどき5%ぐらい。 で、登録した患者を細かく分類していないのでしかたないか。 また、その安静度の持続時間が24時間だけなので、出づらいのでは? 私が、知りたいのは、 脳主幹動脈が閉塞している患者は0°がいい? 重症なら30°がいい? など。 でも、数が多いので、すごくなくはない。 オーストラリア ブラジル 中国 チリ コロンビア インド スリランカ 台湾 イギリス 全体で1000例ぐらい。 クラスターランダム化:「個人」単位でランダム化するのではなく、今回は、「国」単位でランダム化。 さらに、それぞれの国で、前期と後期で、フラット群、30°アップ群をクロスオーバーする方法を取っています。 ---------------------------- ---------------------------- 結果 両群で差なし primary outcome -- 3カ月後の状態(予後, mRSを順序変数として扱う) 0° vs. 30° オッズ比:1.01 (0.92-1

救急隊は勉強熱心なのです。

先日、救急搬送された患者さんの経過をフィードバックする会を大学病院で行いました。 なんと、32人も来ていただきました。 ただ、これが多いのかどうかはよくわかりませんが、 非番の日に、18時に、大学病院まで来て、仕事の話をする、という、苦行をこんな笑顔でできる、 そんな人達が32人もいる。 勉強熱心か、 どちらかというとMか、 ということなんだと思います。 ところで、なぜ、このような会を催すかというと、 ただ、集まって、 「一緒に頑張ろうね。」 と、再確認するためではありません。 それもありますが、それだけではただの仲良し集団です。と思います。 最終的な目標は、 「長崎の脳卒中診療をより良くする」 です。 漠然としていますが、これ以外ないでしょう、という感じ。 そのためにどうするか。 救急隊に現在の脳卒中診療の潮流を知ってもらい、脳卒中患者に対する観察、対応をアップデートしてもらうことが重要です。 しかし、更に重要な事。 それは長崎でまだまだ足りない、脳卒中診療を行う若い医師を育てること。 このことに関して、救急隊にも積極的に関与してもらいたいと思っています。 長崎全体で、脳卒中診療をする若い医師を育てたい。育ててもらいたい。 そのためには、より多くの患者さんを診療させていただくことが不可欠です。 まだまだ若い医師を育てる必要が有ること、 それを救急隊にも知ってほしいと思っています。 救急隊は、脳卒中患者だけでなく、ほかの内因性疾患、さらに外傷患者への初期対応、災害現場での対応、などやるべきことはたくさん。 脳卒中だけよろしく、というのは虫が良いことはわかっていますが、 でも、 今後も 「長崎の脳卒中診療をより良くする」 ために、 「一緒に頑張りましょう」

脳梗塞治療の実力病院、ってカテゴライズは、意味が通っているのかいないのかよくわかりませんが、まあまあわかります。という話

※写真はイメージです 、けど、脳外科医の先生にご指導をいただきながら、 脳内科スタッフも頑張ってます。っていう写真です。 日本の脳梗塞治療をおこなっている病院の調査 日経実力病院調査 2017/06/04 らしいです。 厚生労働省が調査した年間脳梗塞、手術なし退院症例が200を超えている病院を対象にしています。 下の方の表に全国の病院が ずら~っとならんでいます。 興味がない人は、みるのがしんどい感じです。 表の見方ですが、 病名の付け方で、「手術なし退院症例数」は結構大きく変化すると思うので、 手術症例(どこまでの手術を対象にしているかわかりませんが。)が多いところが、まあまあ頑張っている病院なのかなぁと思って眺めていました。 手術適応を変に拡大しすぎていなければ。 で、 長崎大学病院は 1 手術なし症例201例 2 手術あり症例50例 3 運営体制 79/100点 たしかに、血管内治療は40例ぐらい、脳外科の先生が中心となって、 私達、脳神経内科のスタッフも一緒に頑張って、 やってますので、そんな感じなんでしょう。 もちろん、適切に適応を考慮しているつもりです。 運営体制というのがよくわかりませんでしたが、 ---- 公益財団法人「日本医療機能評価機構」(東京)が病院の依頼で医療の質や安全管理、患者サービスなどの項目を審査した結果を100点満点で換算。点数の後に*があるのは13年4月以降の評価方法「3rdG」で審査された病院で、各項目をS=4点、A=3点、B=2点、C=1点として合算、100点満点に換算した。 --- だそうです。 わかったような、わからないような、 よくわからなかったので、他の病院と比べてみると おそらく、1位が80点で、2, 3病院あったので、79点はその次みたいです。 「病院は頑張っている。脳卒中診療、もっと頑張れ」 と勝手に解釈して、 もっと、 総合病院、教育病院にある脳卒中センターとして、 診療に、 教育に、 研究に、 励みます。 脳内科スタッフと、脳神経外科の皆様、看護師・リハスタッフ・薬剤師、栄養士、放射線技師・検査技師・メディカルソーシャルワーカー、の皆様 いつもありがとうございます。 これ

出張先でランニング。その7@五島市福江

ytateさんの0:34 時間の (ランニング) Move : 11.5.2017 - 0:34 時間 5.28 km, ランニング Move 先日、講演させていただき機会をいただき、 行ってまいりました。 五島市福江。 長崎大学病院は脳卒中診療頑張っています。 という話と、 抗凝固薬について。 終了後、多くの先生からご質問をいただき、 うまく伝えられていないなぁ と反省する部分と、 興味を持っていただいた部分があったのかなぁ と思う嬉しい気持ちでありました。 自分の話した内容をここで書いても、 しょうがないので、 今回は 出張先でランニングシリーズ。 石田城跡周囲のお堀周りをランニング。 本当は、もっと遠くまで行きたかったのですが、 22時ぐらいで、真っ暗。 さらに方向音痴の私。 帰って来れる自信がない。 空いている飲み屋もいくつかあったけど、 平日なので、人通りはほぼなかったです。 商店街を走り 、 漁船が係留されている入江みたいなところを走り、 港から、月を眺めながら走り、 ました。 五島列島夕やけマラソンに参加しようと思った夜でした。 Go to GOTO です。

2017年5月13日脳卒中市民公開講座@メルカつきまち。今日なんですけど。

本日長崎は、昨日の雨もすっかりやんで、爽やかな、良い天気です。 そんな日は、 脳卒中市民公開講座日和です。 14時から 長崎 メルカつきまち 5階 脳卒中市民公開講座あります。 今話題の、肺炎についての話もあります。 脳卒中患者さんは、肺炎になりやすいです。 しかし、脳卒中になっていない人も他人事ではありません。 嚥下にいい、具体的な食形態の話もありますので、 ぜひ、話を聞いて、日常生活に活かしましょう。 心臓の話は、どなたでもとても重要です。 「心臓は エンジン」 です。 エンジンがないことには車は動かない。 心臓が動かないことには人間は生きていけません。 心臓の話も面白そうです。 私の話が面白いかどうか、 は、面白くないと思いますが、 面白くなるように話す努力はします。 本日は、良い天気です。 脳卒中市民公開講座日和です。

明日の外来に役立つ脳卒中の話。アメリカ人って、食事のとき、「飲み物は?」って聞かれたら、「diet coke」って言う人多いけど、脳卒中に気をつけてね、っていう話

ダイエットコーラなどの、人工甘味料入りドリンクと 脳卒中 認知症 発症と関連していた。 砂糖入り飲料の摂取とは関連がなかった。 そうです。 Pase et al. Stroke 2017. Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and the Risks of Incident Stroke and Dementia: A Prospective Cohort Study 結果は、もちろん 「そうなんだー」 って言う驚きなんですが、 Disccusionで 人工甘味料入りドリンクがなぜ、脳卒中発症や認知症発症に関連するか についてどう考えているか知りたかった。 しかし、 「よくわからない。」 って言う感じでした。 たしかに観察研究だけでは、言えないですよね。 脳卒中発症に関して -- 45歳以上、2,888人(平均62歳) 認知症に関して -- 60歳以上、1,484人(平均69歳) 食品摂取頻度調査票に3項目を加えて調査 (1) total sugary beverages (combining sugar-sweetened soft drinks, fruit juice, and fruit drinks (2)  sugar-sweetened soft drinks (high-sugar carbonated beverages, such as cola (3) artificially sweetened soft drinks (sugar-free carbonated beverages, such as diet cola (3)が人工甘味料入りドリンク (※食品摂取頻度調査票:食べる頻度を7段階、一回の量を6段階にわけて調査。結構多い) 人工甘味料入りドリンク (1単位は、1杯, 1瓶, 1缶のこと) 飲まないをreference (基準)にして、 -- 1単位を週に6回以下 -- 1単位を毎日飲む の脳卒中、認知症のハザード比を調べた。 人工甘味料入りドリンクと脳卒中 緑:

JMECCセミナー。内科学会総会

Japanese Medical Emergency Care Course (日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会) の指導法についてのセミナー。 長崎から少なくとも私と、呼吸器内科の先生と、消化器内科の先生で参加しました。 長崎-東京日帰りです。 滞在5時間。 他にも長崎から参加された先生がいらっしゃったことと思います。 指導方法の再認識のために参加しました。 今後も長崎の内科医になりたい研修医のために 各内科で力をあわせて頑張っていきたいですね。 もちろん脳神経内科も スタッフは少ないけど、 この部分にも頑張って関わっていきます。 JMECCは JMECC審査委員会 JMECC検討委員会 の両輪。 JMECCの要点 1 BLS --  実践型教育である。 自身の判断で実践できる。(受講生の行動変容を必要とする) 患者の社会復帰のために Frame Action Result 指導者の心得 ーBLSは蘇生の要 「質の高い」 「適切なAED使用」 気道確保: 頭部後屈顎先挙上、軟部組織を圧迫しない 胸郭の動きも見る。10秒超えない。 胸骨圧迫 手根部が胸骨の下半分に当たっていること。 指先はしっかり離す。指先を支点にしないため。 5cm-6cm 100-120回/分 質の担保のために、気道管理と胸骨圧迫、お互いに評価する。 AED 心臓を挟む --気管挿管と気道確保 異物除去 女性の受講者にはハラスメントに注意 気管挿管に時間をとる 実技は全員にしてもらう よく使う気道管理トレーナー BURPは指導要綱から外れた カプノメーターを推奨 除細動に比べて時間が足りない。(受講者のレベルによる?) --除細動 心停止時のモニター波形の診断 マニュアル式除細動器による安全かつ迅速な除細動 --一番大切 -安全確保 -各受講者間の知識、経験のバラツキ(結構重要) -指導内容の決定と時間管理 指導前のチェック 二相性 or 単相性 チームワーク (波形の流れを共有

2016年度研修医修了式と医学部生の卒業。SかMかでいうと、Mという話。

桜待ちの長崎は、旅立ちの時期です。 3月24日は 研修医修了式 医学部生の卒業式、謝恩会 が執り行われ、 参加させていただきました。 研修医修了式では、 ベスト指導医賞をいただきました。 研修医の投票で 毎年2名選ばれるようです。 こういう賞は、 いわゆるオーベンをされる先生(研修医を直接指導させていただく先生)はもらいにくく、 その横にいる ちょっと偉そうにしている人がもらいやすいです。 それだけ、多くの研修医と接点がもてるから。 はい、 わたし、 ちょいエラ医師 です。 心、おちょこドクター 第44回総合内科専門医試験、受かってたよ。 でもあります。 直接指導してくれる、脳神経内科の若いスタッフたちが直接指導を頑張ってくれているので、 脳神経内科全員がもらった ベスト指導「科」賞 と勝手に解釈して、 悦に入りたいと思います。 修了式の中で1人の研修医の先生が、話した言葉がとても力強くて、世の中の的を得ていて、 と私は思って、 感動しました。 「長崎大学病院の歴史は長く、大切です(的な事を言っていたと思います)。 しかし、これからの歴史を作るのは私達です。頑張るぞー、おー(的な感じ。最後はノリで書きましたが、言ってません)」 「これからの歴史は私達が作る」 ぜひ、そうしましょう。 私達、長崎のちょいエラ医師たちは、 踏まれ好きです。 ぜひ踏み台にしてください。 でも、色んな形の踏み台があるので、 登り方は、あなた次第です。 くすぐって、低くしてもいいし、 力強く踏みつけても、 いいです。 -------------------------------------------------------------------------------------- そして、夜は医学部6年生(と5年生)が準備した謝恩会にも参加させていだきました。 脳神経内科教授のご長男が卒業されて、 なんかもう 感動 もらいました。 来年度、といっても、もうすぐ4月から 一緒に働く仲間がたくさん。 ぜひ、 私達を 「踏んでください。」 ちょっと違う? 「踏み台にしてく

International Stroke Conference 2017 in Houston ちょっとだけレビュー その2。vessel wall MRI

HRMRIの論文は毎年増えている。 RCVSはenhanceされない。またはわずかに。 Vasculitis: Shorter, scattered、concentric  ICAD : eccentric >> consentric Dr. Yuan MRI technique 3DVISTA BB 造影した方がよくわかる。 7Tで穿通枝の狭窄がわかる。 Dissection 慢性期にはluminal hematomaが消える。 脳血管の壁を評価する際の注意点。 Veinが造影されるので注意。 Slow flowやturbalanceはまるでプラークに見えることも。造影すればわかる。 Vasovasorumが造影されれば、全体的に均等になる。vasovasorum は40歳から見られて、concentricに造影される。しかし、atherosclerosis に合併。 Vasculitis と思ったら、血管内悪性リンパ腫。 これはかなり衝撃的で、病理の大切さを再認識しました。 Endovascular Rx のあとはvasculitisみたいになるので、注意が必要。 血管壁MRI。 当院でももちろん施行しています。 ただ、血管炎の診断をし、免疫抑制剤の治療を開始したことはこれまで一度もありません。 やっぱり病理が大切ですが、脳の病理検査は、想像の通り、そう簡単にできるものではありません。 しかしながら、あるアメリカの病院の先生に聞くと 「結構病理検査してるよ」 とのこと。 再発性の場合は、もう少し積極的に病理検査について検討すべきなのかもしれません。

出張先でランニング。その6@ヒューストン

ytateさんの0:43 時間の (ランニング) Move International stroke conference 2017のためにヒューストンに滞在しました。 2/23 ダウンタウンを走りました。 6時30分、気温は17度 走りやすい気温です。 路面電車が走ってます。 街の感じは、前回のロサンゼルスと違って、ダウンタウンでしたが安全な感じがしました。 ロサンゼルスは少し移動するだけで街の印象が大きく変わりましたが、今回はビジネス街が広く、走る範囲では問題なかったです。 スクエアガーデン 高いビルと一方通行の道。先ずは、宿泊地のClub Quarters in Houston から北東にあるスクエアガーデンというところに向かいました。 途中浮浪者の方が数人いましたが、問題なかったです。 ミニッツメイド・パーク イメージしたガーデンと違ってましたが、「公園」と訳せば、そんなもんだな、という感じです。 そのまま、南下し、ミニッツメイドパークスタジアムへ。 野球場の上に列車発見。 少し閑散としていますが、まあ大丈夫です。 学会場の前の公園 学会場であるconvention centerへは1ブロック。 その目の前にある公園へ走りやすそうだと、来る前から思ってましたが、確かに走りやすかったですか、一周はあっという間でした。 洗濯機あり。なんと無料でした。 ハワイでは50¢ぐらい必要だったようなきがする。 さらに近くのトヨタスタジアム。 そして、若干道に迷いながら、ホテルへ戻りました。 写真を撮りながら、走ったので、ゆっくりでした。 戻って、フィットネスルームで筋トレ。 マッチョな外人が多くて、 薄さ1/2ぐらいの自分がベンチプレスをするのを客観的にみると、 滑稽だったので、 すごすご部屋に帰りました。 0:41 ランニング ヒューストン2日目 24日午後にも時間があったのでランニングしました。  ランニング終了後、Bombay pizzaでピザ食いました。 生地が薄くておいしかったです。

International Stroke Conference 2017 in Houston ちょっとだけレビュー。Mobile Stroke Unit

今年のISCは口演があったので、それに気持ちが持って行かれて、 はっきし言って、 他の発表があまり頭に入っていません。 発表当日は、そわそわして、気もそぞろ 発表後、だらだらして、虚脱。 それでも多少は、頭に残っていますので、ちょっとレビュー。 私の中で、今年の話題は、 1 Mobile Stroke Unitの進展。 2 教育。 とはいっても「教育」は、あまり話題にはなっていませんでしたが、ブースにシュミレーターがおいてあったのは、初めてでだったかもしれません。私が覚えていないだけかも。 特にこんな、巨大iPad的なシュミレーターがあったのは面白かったです。 NIHSS scoreをチェックしたり、 聴診したり、 さらに、おそらく、血液検査結果とか画像検査結果をチェックしたりできるのだと思います。 Body interact いつか、取り入れることができたらいいなぁ。 Mobile Stroke Unitは、発症現場にCT搭載トラックで出動し、現場で、診察、画像、採血を行い、現場で治療を開始することができます。 なにが「MSUの進展」かというと、 造影CTが可能になったこと。 本当に有効かどうか、コストも含めて考える段階に来たこと。 というところだと思います。 造影CTが可能になったはいいけど、さらにトラックが大型化し、 もうトレーラーじゃん。 日本は 無理でしょう。 長崎の曲がりくねって狭い坂道を、それはそれは上手に運転できる長崎バスまたは長崎県営バスの運転手さんでも、 無理でしょう。 物理的に入らんし。 近くまで行って、大きな道で待つことも考えなくもないですが、 それなら多分、さっさと病院に運んだほうが早い。 なんせ、日本は狭いから。 当日聴き取った内容を一部、以下に。 Mobile stroke unit Clinical outcome  ドイツから Stroke emergency mobile (STEMO) Time to treatment analysis STEMO vs Conventional care 早く連絡がある方がSTEMO多い。84%, severe sy

International stroke conference 2017 at Houstonで口演してしまった。

座長の杏林大学平野先生、Dr. Kamel 今年は、初めてのoral presentationでした。 私が、stroke neurologistになってからの2大目標 Stroke誌に論文が掲載されること。 ISCでoral presentationをすること。 1つが達成されてしまいました。 緊張しました。とても。ちびりそうなくらい。 しかし、それと同じくらい、楽しもうという気持ちを高めて、演題に上がりました。 --------------------------------------------- スライドは1カ月前くらいまでに完成させ、そこから、読む練習を自分の机でしました。 スマホに自分の話を録音して、自分で聞いて、やり直す、というのを数回。 カンファ室を使って、空想練習を1回 本当はもっとしたかったのですが、なんだか、日々の診療などで、時間がとれなくて、このくらい。 練習をしながら、スライドの訂正を適宜行い、学会のホームページにアップロードしたのは1週間前くらい。 ------------------------------------------------------------ 事前に、杏林大学の平野先生には、 「お願いします、ぜひお願いします、もう、かなりお願いします」 とお願いしていました。 また、Dr. Kamelにも、セッションが始まる前に 「アイアムノットネイティブスピーカー、プリーズサポートミー、もうかなりプリーズ」 とお願いし、笑顔のご快諾をいただいていました。 それで、すこしほぐれた状態になり、一番前に座って、5番目まで待っていました。 さて、演題に上がって見渡すと、会場は大入り満員。 そんなに入ってくれなくてもいいのに、と思いながらも、そうなると、ひとりひとりの顔を全然認識できないので、意外と話しやすかったかも。 話す内容は、頭にインプットして、右奥隅と左奥隅をみながら、話しました。 発音は気にしつつも、限界があるので、言葉で伝えることには限界があります。 スライドをできるだけわかりやすくすることに気を配りました。

NIHSSスコアの基本を再確認。

※付録 NIHSSスコア NIHSSスコアを作ったLyden先生がNIHSSスコアについて書いています。 NIHSSスコアを評価すると、ときどき、 「これ、何点にすべきですか?」 なんて、看護師や、研修医から聞かれて、 「まぁ、1点と2点の間って感じかな?」 と、ぼかしたり、 「思うとおりに評価していいよ。それが、大切だ!」 と、妙に「お前を信頼しているぜ」感を醸し出したりして、 その場を切り抜けていました。 それも、間違いだとは思いませんが、「もっとスッキリしたい」とみんな思っていたのだと思います。 で、このもやもや感を少しでも解消できるかと思って、 Lyden et al. Stroke. 2017;48:513-519 Using the National Institutes of Health Stroke Scale を読んでみましたが、 基本、NIHSSスコアが作られた歴史 的な話ばかりで、 スッキリせず。 期待がずれていたのは、こっちの問題です。 それでも、2つ再確認出来たことがありました。 NIHSSスコアを評価するときのルール すべての項目で、Score what you see, not what you think (診たものを評価する。検者が考えたものではない) すべての項目で、Score the first response, not the best response, except item 9 best language (最初の反応を評価する。ベストの反応ではない。でも、言語の評価はベストの反応で) すべての項目で、Do not coach (コーチしちゃだめ) 項目1aで、May be assessed casually while taking history (会話している間に評価可能でしょう) 項目2で、Only assess horizontal gaze (水平方向の眼球運動のみ評価) 項目5 and 6で、Count out loud and use your fingers to show the patient your count (声を出して数字をカウントし、患者の前で指を折ってカウントすることもす

明けましておめでとうございます。2017

今年の年末年始、脳卒中は大忙しというわけではなさそうです。ぼつぼつ救急患者さんが来院されます。 2016年4月から当院の脳卒中センターは外科と内科、共同で運営していくことになりました。 その流れで、日曜日は脳神経外科の先生がすべて当直業務をしてくれていただのですが、 4月から、脳神経内科の神経難病グループのスタッフが、日直、当直をして、脳卒中ホットラインを持ってくれるようになりました。 非常にありがたいことです。 バックアップは脳卒中センター内科のスタッフがしてくれています。 これまたありがたいことです。 脳神経内科全体で、脳卒中患者さん、神経難病患者さんを診ることが出来る雰囲気がさらにできてきました。 このような診療実態の変化と、事務的な変化があって、 なんだか、面倒なことが増えたり、そうでもなかったり、 という感じです。 これからも チーム医療でがんばろー という前向きな気持ち再認識できたので、それはよいことです。 一年の計は元旦にあり ということで、今年の目標を立てます。 その前に、昨年の目標を見てみます。 明けましておめでとうございます。2016 1 論文3編 2 若手育成。論文主著1編。いろいろ考えて、最大限力を入れる部分。 3 チーム医療。近隣の病院、開業医の先生と連携。脳卒中データ管理の礎を築く 1 論文3編 残念ながら、あと1歩及ばず。 主著2編でした。 共著3編。 ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。 以前も書きましたが、 ( Journal of the Neurological Scienceに論文が掲載されました。 ) 臨床研究で論文を書くということは、 まさしく、そこにいらっしゃる患者さんたちをちゃんと診ることが、最も重要です。 つまり、論文を世に出す、ということは、 医師だけではなく、看護師やリハビリスタッフ、放射線技師、薬剤師、地域連携スタッフなどによるチーム医療を世に示す、 という側面もあります。 西の果てで頑張ってるよー。 という感じ。 みなさん、ありがとうございます。 薬剤師の先生が、脳出血の論文を書いてくれました。 前向きで、すばらしいです。 総説も、分担させ