毎日13時30分からカルテで,データや画像,そのほかの情報をチェックし,その後回診をします.
これ,結構大変ですが,とても重要であると,私たちは考えています.
難点は,毎日午後に時間が空いているわけではないこと.
その時は,仕方ない.来れる人だけでやります.
良い点は
1 みんなで情報の共有ができる.
2 研修医や修練医のフォローができる.
3 患者,その家族にみんなで見ている印象を与える.
みんなで一人の患者の情報を共有できるので勉強になります.主治医不在時に何かあった時に,対処しやすいです.
また,検査忘れがおきにくくなります.脳梗塞急性期は,検査のオンパレードです.MRI,CT,血管造影,超音波・・・・.意外と忘れることがあります.
例えば,脳梗塞患者は癌の合併が一般人口より多いことが知られています.ですので,当科ではルーチンで便潜血検査を行っていますが,まぁ便は毎日でると決まったものではないので,忘れがちな検査の一つです.それを,「便潜血は・・・・」とカンファで確認します.
研修医のカルテをチェックする時間を持てます.研修医や修練医が,診療のどの部分に困っているのかを探ることができます.
この点は,もう少し今後改善したいところです.もっと,いい指導ができるはず.
そして,患者の元をみんなで訪れることにより,主治医以外が訪れても,患者さんに不信感を与えずに診療ができますし,もしその時家族がいれば,簡単な説明ができるので,家族の聞きたい希望にこたえることができます.
このポイントを結構重要視しています.
これは,アメリカのクリーブランドクリニックでの診療スタイルです.
朝から夕方までやっています.もちろん昼休みをはさんで.
意外と,アメリカもしっかりやっています.
今は,3人だけですが.
コメント
コメントを投稿