中心静脈カテーテル留置術です.
中心静脈とは首(内頸静脈)とか鎖骨の裏(鎖骨下静脈)とか,大腿の付け根の静脈のことです.ここにカテーテルという管を入れて,点滴を行います.
これらの血管にカテーテルを留置する利点は,心臓や血管に働きかける薬(循環作動薬)を投与しやすいこと,高カロリーの点滴を投与できることなどがあります.
脳卒中の患者さんは,基本的にこのカテーテルを必要としません.
心臓が悪い人もいますが,とっても悪い人は少ないですし.
食事はできるだけ,口から食べたほうがいいです.当たり前ですが.
しかし,脳卒中の患者さんは,発症してすぐには口から食べられないことがあります.
口周りやのどの麻痺が影響して.
そんな時は,チューブを一日3回口から入れて,栄養剤を投与する方法や鼻から胃までチューブを通しておいて,そこから栄養剤を投与する方法があります.
「できるだけ生理的に近いこと」を考えると,口がだめでも,胃や腸をしっかり働かせることが大切です.
このようなことで,中心静脈カテーテルを必要としないことが多いですが,たまに心臓が悪い人や,胃からの逆流により嘔吐を繰り返す患者さんには,一時的に必要なことがあります.
「たまにそんな人がいる」ということは,「たまにしか行わない」ということになります.
私も,数年前までは数回しか行ったことがありませんでした.
監視してくださる人がいて,やっていました.
今は,まぁ,ほぼ問題ありません.
5年前,長崎に戻ってから,救命救急センター(当時は救急部)に所属し,勉強させていただきましたから.
感謝,感謝.
いつか,救命救急センターを紹介しましょう.
カテーテルセット.
今日もいろいろありました.
今晩当直,ぼちぼちいきます.
こわいタイトルだわぁ~黒魔術の次は何??
返信削除と、思って読んでたらCVCのことでした。
内科医でCVCサクサクッっと入れてると、やる~★と思ってます。。挿管も同じく。。。ステキです。
piccはあんまりお見かけしませんね。
管理しやすいイメージで個人的に好みでした。
新人の頃とは栄養管理方法も随分変化したなぁ。。
腸管は第二の脳ってくらいですもん、使える時ははよ使わんとね。
スーパームーンをみて雪見大福を想い。
やっぱ食べれるって幸せ。大事。。。としみじみ(笑)
今日もお疲れさまでした。
CVC中心静脈カテーテル.CVSアメリカの薬局.どうでもいいですけど.
削除PICCはひじの静脈から中心静脈まで持っていくカテーテル.
これ,アメリカではPICC担当の技師さんが頻繁に入れてましたが,頻繁に腕に静脈血栓を合併していました.
だから,あまり好きではありません.
口と腸とできるだけ使わないといけませんね.
ただ,経口摂取を早期からすることは大切だけど,できるかできないかの人に,超早期から挑戦することは本当に正しいのかはわかっていません.
個人的には,肺炎を予防することにつながり,いいとは思うのですが,看護師がちゃんとしていないと,誤嚥すると思います.
患者に直接接する看護師の力量も影響します.
こめんとアリガトウございます.