以前紹介しました。 クリーブランドクリニックのMobile Stroke Treatment Unit (MSTU)。 Mobile Stroke Treatment Unit goes to the patient !! Dr. Uchinoグループから論文が出ました。(写真:わたしとUchino先生) Itrat et al. JAMA Neurology 2015 Telemedicine in Prehospital Stroke Evaluation and Thrombolysis Mobile Stroke Treatment Unit (MSTU) + Telemedicineにより、 発症からtPA静注療法までの時間が25分縮まりました。 MSTUには、CTが搭載されていて、PT-INR, 白血球、血小板、ヘモグロビン、電解質、血糖などが測定できます。 911オペレーターが脳卒中疑いと判断すると、看護師、CT検査技師、救急隊、Emergency Medical Technician (EMT) が、MSTUに乗車します。 317回の出動がありましたが、217回は到着前にキャンセルされました。 残り100回を検討。 33例が急性期脳梗塞疑い。 99例はtelemedicine成功。 1例はビデオ不具合でうまくいかず(近くの病院へ搬送された)。 93例は問題なくtelemedicine接続。 5例は電波環境が悪かった。 1例は神経内科医が、不適切なタブレット端末を使用したから。 来院からビデオ接続時間:中央値11分 ビデオ接続時間:中央値20分 56例の年齢、重症度を合わせた、救急外来受診患者と比較すると MSTU vs control Door-to-CT: 13 vs. 18 min Door-to-IV thrombolysis: 32 vs. 58 min CT読影の時間は差がなかった。 Dr. Uchino曰く、 「最近のWireless networkの改善が、この治療方法の問題解決に大きく寄与した。」 日本では、Wireless network環境はかなり悪いので、telemed