以前紹介しました。
クリーブランドクリニックのMobile Stroke Treatment Unit (MSTU)。
Mobile Stroke Treatment Unit goes to the patient !!
Dr. Uchinoグループから論文が出ました。(写真:わたしとUchino先生)
日本では、Wireless network環境はかなり悪いので、telemedicineを使うと分が悪そうです。
Dr. Uchinoにメールしたら、他にも
ワルファリン内服中の患者をMSTUのCTで脳出血と診断し、MSTU内で、すぐさまプロトロンビン複合体を投与した症例報告
Gomes et al. Stroke 2015 Prehospital reversal of warfarin-related coagulopathy in intracerebral hemorrhage in a mobile stroke treatment unit.
MSTUsは脳血管内治療への時間を短縮する。
来院または乗車から脳血管内治療までの時間比較
100分:MSTU乗車から脳血管内治療まで
141分:Comprehensive stroke center (脳卒中の総合的な診療ができる病院)に直接入院から脳血管内治療まで
216分:Primary Stroke Center (tPA静注療法はできるが、脳血管内治療はできない病院)を経由し、CSCへ搬送して、脳血管内治療:
Cerejo et al. J Neuroimaging 2015 A Mobile Stroke Treatment Unit for Field Triage of Patients for Intraarterial Revascularization Therapy.
論文を紹介していただきました。
アメリカなど広大な土地ならば、道も広いし、運用できるでしょう。
日本の道路、住宅環境では、このでかいトラック、ちょっと厳しい。
でも日本の技術を持ってすれば、
軽自動車搭載も可能?
CTがあるので難しいでしょうけど。
クリーブランドクリニックのMobile Stroke Treatment Unit (MSTU)。
Mobile Stroke Treatment Unit goes to the patient !!
Dr. Uchinoグループから論文が出ました。(写真:わたしとUchino先生)
Mobile Stroke Treatment Unit (MSTU) + Telemedicineにより、
発症からtPA静注療法までの時間が25分縮まりました。
MSTUには、CTが搭載されていて、PT-INR, 白血球、血小板、ヘモグロビン、電解質、血糖などが測定できます。
911オペレーターが脳卒中疑いと判断すると、看護師、CT検査技師、救急隊、Emergency Medical Technician (EMT) が、MSTUに乗車します。
317回の出動がありましたが、217回は到着前にキャンセルされました。
残り100回を検討。
33例が急性期脳梗塞疑い。
99例はtelemedicine成功。
1例はビデオ不具合でうまくいかず(近くの病院へ搬送された)。
93例は問題なくtelemedicine接続。
5例は電波環境が悪かった。
1例は神経内科医が、不適切なタブレット端末を使用したから。
来院からビデオ接続時間:中央値11分
ビデオ接続時間:中央値20分
56例の年齢、重症度を合わせた、救急外来受診患者と比較すると
MSTU vs control
Door-to-CT: 13 vs. 18 min
Door-to-IV thrombolysis: 32 vs. 58 min
CT読影の時間は差がなかった。
Dr. Uchino曰く、
「最近のWireless networkの改善が、この治療方法の問題解決に大きく寄与した。」
Dr. Uchino曰く、
「最近のWireless networkの改善が、この治療方法の問題解決に大きく寄与した。」
日本では、Wireless network環境はかなり悪いので、telemedicineを使うと分が悪そうです。
Dr. Uchinoにメールしたら、他にも
ワルファリン内服中の患者をMSTUのCTで脳出血と診断し、MSTU内で、すぐさまプロトロンビン複合体を投与した症例報告
Gomes et al. Stroke 2015 Prehospital reversal of warfarin-related coagulopathy in intracerebral hemorrhage in a mobile stroke treatment unit.
MSTUsは脳血管内治療への時間を短縮する。
来院または乗車から脳血管内治療までの時間比較
100分:MSTU乗車から脳血管内治療まで
141分:Comprehensive stroke center (脳卒中の総合的な診療ができる病院)に直接入院から脳血管内治療まで
216分:Primary Stroke Center (tPA静注療法はできるが、脳血管内治療はできない病院)を経由し、CSCへ搬送して、脳血管内治療:
Cerejo et al. J Neuroimaging 2015 A Mobile Stroke Treatment Unit for Field Triage of Patients for Intraarterial Revascularization Therapy.
論文を紹介していただきました。
アメリカなど広大な土地ならば、道も広いし、運用できるでしょう。
日本の道路、住宅環境では、このでかいトラック、ちょっと厳しい。
でも日本の技術を持ってすれば、
軽自動車搭載も可能?
CTがあるので難しいでしょうけど。
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