先日、長崎みなとメディカルセンター市民病院で、
市民病院にいる当科のスタッフとともに
看護師やリハビリテーションスタッフ向けの勉強会を開かせていただきました。
他の病院で、勉強会をさせて頂く理由は、
地域の脳卒中診療を充実させるため、
です。
現在、日本では、1,2分に1人、脳卒中を発症しています。
イマイチイメージが湧きませんが、「多い」ということはなんとなくわかります。
このような頻度の高い病気を、ある程度大きな医療圏において、一つの病院で見ていくことはほぼ不可能です。
いくつかの拠点病院が、「地域の脳卒中診療」を診療していく必要があります。
今回は、主に、National institute of Health stroke scale (NIHSS) スコアの、ポイントを抑えた取り方、についてでした。
私達、脳神経内科医のstrong pointは、診断能力です。
その武器が診察。
しかし、コメディカルスタッフにまで、同じレベルの診察は求めることはできません。
その落とし所がNIHSS スコアです。
その中で、重要なのは、頻度が多いながら、難しいと敬遠しがちな、
「失語」と「消去現象」
それを中心に、話をさせていただきました。
●NIHSSスコアにおける失語の評価3つ
呼称(提示されたものがなにか答える。言葉が出なかったら選択させる)
復唱(単語、二語文、三語文)
指示に従えるか
●NIHSSスコアにおける消去の評価
線分二等分:聴診器などの真ん中をつまませる。
感覚無視:両腕を同時に刺激して、片方を認識できないか。
身体失認:患者自身の左手を患者の眼前に持ち上げ、「これは誰の手」か聞く。身体失認があると、「看護師さんの手」とか「先生の手」と言って、自分の手と認識できない。
模擬患者を診察。
時間の制限もあり、十分伝えることが出来ませんでした。
今後も、継続させて頂きたいと思っています。
市民病院にいる当科のスタッフとともに
看護師やリハビリテーションスタッフ向けの勉強会を開かせていただきました。
他の病院で、勉強会をさせて頂く理由は、
地域の脳卒中診療を充実させるため、
です。
現在、日本では、1,2分に1人、脳卒中を発症しています。
イマイチイメージが湧きませんが、「多い」ということはなんとなくわかります。
このような頻度の高い病気を、ある程度大きな医療圏において、一つの病院で見ていくことはほぼ不可能です。
いくつかの拠点病院が、「地域の脳卒中診療」を診療していく必要があります。
今回は、主に、National institute of Health stroke scale (NIHSS) スコアの、ポイントを抑えた取り方、についてでした。
私達、脳神経内科医のstrong pointは、診断能力です。
その武器が診察。
しかし、コメディカルスタッフにまで、同じレベルの診察は求めることはできません。
その落とし所がNIHSS スコアです。
その中で、重要なのは、頻度が多いながら、難しいと敬遠しがちな、
「失語」と「消去現象」
それを中心に、話をさせていただきました。
●NIHSSスコアにおける失語の評価3つ
呼称(提示されたものがなにか答える。言葉が出なかったら選択させる)
復唱(単語、二語文、三語文)
指示に従えるか
●NIHSSスコアにおける消去の評価
線分二等分:聴診器などの真ん中をつまませる。
感覚無視:両腕を同時に刺激して、片方を認識できないか。
身体失認:患者自身の左手を患者の眼前に持ち上げ、「これは誰の手」か聞く。身体失認があると、「看護師さんの手」とか「先生の手」と言って、自分の手と認識できない。
模擬患者を診察。
時間の制限もあり、十分伝えることが出来ませんでした。
今後も、継続させて頂きたいと思っています。
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