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研修医の皆さん,これからもがんばってね.

先日,今年度脳卒中センターを研修してくれた研修医の皆さんが,飲み会を開いてくれました.

ありがとうございました.


















私は,昨今の”指導ブーム”が苦手です.

医療の世界でも指導方法が見直され,考え直されています.

良医を育てるために.

「教え方はこうあるべき」

ある程度,画一的な指導方法は失敗は少ないでしょう.

いいことだと思います.

たぶん.

こういう指導方法なら間違いない.

指導する側もされる側も精神的リスクが少ないです.

私は,指導者講習みたいなのに参加したことがないので,批評する立場にありません.

だから,”だめだ”とは言えません.

ただ,なんだか苦手です.


私は,いままで,学校の授業や部活で先生の指導をたくさん受けてきました.

だから,どういう指導を受ければ,やる気になったかというのはなんとなく覚えています.

指導の際に,それを実践すればいいだけの話です.

それが難しいところなんですが.

やる気になった,その先は,本人次第の部分もありますので,やる気にさせるまでが指導のポイントだと思います.

サッカーの監督とかじゃないので,その先まで責任を持たんでもいいでしょう.

たぶん.

ということで,指導の仕方なんて,良く考えればそんなに難しいことじゃない気がします.

と思います.

実践するのが難しいだけ.


さらに,もっと重要なことは,指導する側が,「自分(達)のビジョンを示すこと」,だと思います.

医療の世界では,指導する側もされる側も,同じ「医師」であります.

「監督と選手」,「教師と生徒」とは違います.

すでの同じ土俵に上がっていて,すでにチームの一員なのです.

チームとしてどこに向かっているのか,あなたはこのチームにおいてどういう役割を担っているのか.

そういうことが分かるとモチベーションが上がるような気がします.

”指導ブーム”の中で,そういう部分が脇に置かれてしまっているような気がして,何か違和感を感じているわけです.


人に指導するということは,決して簡単なことではありません.人と接するわけなので.機械ではないわけで.

でも,だからこそ,方法はシンプルに考えて,ビジョンや気持ちの面を軽視したくないなぁと思っています.














海馬と神経の絵を丁寧に描いてくれた変人2人をはじめ,ちゃらい奴,新幹線のチケットをなくした奴,島に行って,坊主になる奴,イケメンで真面目で島崎敏郎さんを語る奴,平たい顔族の女医,「親友親友」と胡散臭いことを言う女医,ちょっと,かなり年上な奴,風邪で体調悪いのに参加してくれた奴,人と接するのが苦手な奴,年末に我々男二人に囲まれたかわいそうな女医,ローテート中になぜか献血した奴,炭鉱の町に行く奴,薬が生命線な奴

みんなありがとう.

2年目は,リーダーたるために,手技や心構えを学んでください.

医師は診療のリーダーであります.

ただ忘れてはいけないのは,医療はリーダーだけが行うものではないということ.


コメント

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