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脳神経外科医の皆さんに感謝です

脳梗塞のあと、閉塞した血管が再開通した後に、脳出血を起こす方がいらっしゃいます。

出血性梗塞。

症状に変化のない出血性梗塞は、結構多くて、比較的大きな脳梗塞の場合はほぼ必発です。

症状の悪化を伴う出血性梗塞は1%弱。

その場合、命の問題に直面することが出てきます。

なぜか。

脳梗塞に脳出血を起こすと、脳浮腫によるむくみと脳出血により、容積が増えます。

増えた容積はどうなるか。

頭蓋骨の中は脳でみっしり。

どこかに容積が逃げ出す孔は?

脳から、脊髄につながるところは、直径3cmぐらいの頭蓋骨の孔があります。

そこは脳幹があります。

脳幹は、生命維持装置です。

呼吸、心臓を動かす、意識を保つ、体温を調節する

など、動物の生命の根幹です。

そこに向かって、容積が逃げていけば、

脳幹を圧迫して

命の問題に直面する。

ならば、骨をとって、容積を孔側でなく、骨をとった方に逃せば良い。

開頭減圧術。

やるのは脳神経外科医。

緊急手術。

昼も夜も関係ありません。

もちろん、土日祝祭日も。


手術室へつながる廊下。

私は内科医なので、ここまで。

ここからは脳神経外科の世界です。

私の患者さんをお願いします。

明日からは、月曜日。日常業務もあります。

どうか、問題なく、速やかに終了しますように。

脳神経外科医のみなさん。

いつもありがとうございます。

本当に感謝しております。

我々脳卒中内科医は、脳神経外科医が心置きなく、手術に没頭できる環境=内科的治療は内科医がすべて賄う状況を作るために、これから、これまで以上に頑張らなければなりません。

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