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新規抗凝固薬の研究会。諫早で。アブレーションの話も。

アピキサバンの研究会が諫早であり、前座で話をさせていただきました。

メインは京都大学医学部附属病院 循環器内科 静田聡先生。
心房細動に対するアブレーション治療を年間300件以上されていらっしゃるというエキスパート。

翌日も朝からアブレーションがあるということで、会終了後に福岡まで戻られました。

お忙しい中、ありがとうございました。

アブレーションの適応は、動悸という自覚症状があって、たくさん薬を使っても、それが改善されない心房細動。

発症1年以内。

「発症」の定義が曖昧ですが、おそらく動悸を自覚してからということだと思います。

そこを静田先生は5年はいける、と考えているそうです。

また、適応となる左房径は50-60mm以下だということは初めて知りました。

あまり左房が大きくなっていると再起不能。

心房細動の起源は肺静脈内心筋。

そこを隔離するために(電気刺激が伝播しないために)、肺静脈の出口を焼く(アブレーションする)。

肺静脈隔離アブレーション。

焼き過ぎたら、穴があく。

心タンポナーデ(心臓の表面に出血)

裏にある食道を損傷することもある。

7割5分はうまくいく。それ以外は不十分で再施行することがある。

アブレーション後の抗凝固は?

コンセンサスは無さそう。

本人と相談だそうです。

アブレーションで焼いたところは傷になっているので、

やはり抗凝固薬は必要ではないでしょうか?

私の話は、「脳卒中診療医が直面する抗血栓薬の光と影」と題して話をさせていただきました。

「光」は、新規抗凝固薬への期待。特に安全面について。

それはワルファリンよりも出血が少ないということ。

「影」は心房細動患者が冠動脈ステント治療をした場合、抗血栓療法をどうするか?ということ。

抗血栓薬たくさんは出血のリスクが上がります。

例えば、ワーファリンと抗血小板薬1剤内服している人が脳出血を起こすと6割が死亡。8割が寝たきりになります。

これは当院のデータです。

脳卒中診療医は脳出血と脳梗塞のどちらもみるので、抗血栓薬の怖さを他の診療科の先生方よりは知っています。

我々脳卒中診療医が、この怖さを他の診療科の先生方にお伝えすべきだと思います。

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