本日のBreaking news.
アピキサバン(apixaban: Eliquis)がEUで承認されました.
というニュース.
アメリカに続き,EUでダビちゃん,リバ子,アッピー3姉妹がそろい踏み.
日本でもそろそろ.
12月か?
アメリカのガイドラインの話は前回,しているので,今回はさらっと.
「ついに抗凝固3姉妹そろい踏み」
アピキサバンの研究ARISTOTLE trialの結果で,ダビガトランやリバーロキサバンと違ったのは,
ワルファリンに比べて死亡が減るというところ.
全死亡:3.52%/年 vs. 3.94%/年; hazard ratio, 0.89; 95% CI, 0.80 to 0.99; P = 0.047).
血管病死(出血性脳卒中含む):1.80%/年 vs. 2.02%/年(hazard ratio, 0.89; 95% CI, 0.76 to 1.04)
血管病以外による死亡: 1.14%/年 vs. 1.22%/年(hazard ratio, 0.93; 95% CI, 0.77 to 1.13).
ダビガトランと同様でリバーロキサバンと違ったのは,
ワルファリンよりも優位性を示したこと.(リバーロキサバンはリスクが高い人が多く含まれていることも影響して,非劣性までしか示せなかった)
肝代謝ということも,ダビガトランやリバーロキサバンと違うところ.
実際の研究では,血清クレアチニン<2.5mg/dl,Ccr<25ml/minは除外され,1.5mg/dl以下は2.5mg1日2回で登録されています.つまり,腎機能を一応考慮したのです(※80歳以上,体重60kg未満も2.5mg).
しかし,eGFR =< 50ml/min患者をみてみると,大出血発症率はアピキサバン投与による影響が大きかった.(3.21/年(73例) vs. 6.44/年(142例), HR, 0.50; 98%CI 0.38 - 0.66)
腎機能障害患者にも使いやすい可能性があります.
このサブ解析の結果から,高度腎機能低下症例(透析含む)に対するアピキサバンの検討がなされてもいいのかもしれません.
アピキサバン(apixaban: Eliquis)がEUで承認されました.
というニュース.
アメリカに続き,EUでダビちゃん,リバ子,アッピー3姉妹がそろい踏み.
日本でもそろそろ.
12月か?
アメリカのガイドラインの話は前回,しているので,今回はさらっと.
「ついに抗凝固3姉妹そろい踏み」
アピキサバンの研究ARISTOTLE trialの結果で,ダビガトランやリバーロキサバンと違ったのは,
ワルファリンに比べて死亡が減るというところ.
全死亡:3.52%/年 vs. 3.94%/年; hazard ratio, 0.89; 95% CI, 0.80 to 0.99; P = 0.047).
血管病死(出血性脳卒中含む):1.80%/年 vs. 2.02%/年(hazard ratio, 0.89; 95% CI, 0.76 to 1.04)
血管病以外による死亡: 1.14%/年 vs. 1.22%/年(hazard ratio, 0.93; 95% CI, 0.77 to 1.13).
ダビガトランと同様でリバーロキサバンと違ったのは,
ワルファリンよりも優位性を示したこと.(リバーロキサバンはリスクが高い人が多く含まれていることも影響して,非劣性までしか示せなかった)
肝代謝ということも,ダビガトランやリバーロキサバンと違うところ.
実際の研究では,血清クレアチニン<2.5mg/dl,Ccr<25ml/minは除外され,1.5mg/dl以下は2.5mg1日2回で登録されています.つまり,腎機能を一応考慮したのです(※80歳以上,体重60kg未満も2.5mg).
しかし,eGFR =< 50ml/min患者をみてみると,大出血発症率はアピキサバン投与による影響が大きかった.(3.21/年(73例) vs. 6.44/年(142例), HR, 0.50; 98%CI 0.38 - 0.66)
腎機能障害患者にも使いやすい可能性があります.
このサブ解析の結果から,高度腎機能低下症例(透析含む)に対するアピキサバンの検討がなされてもいいのかもしれません.
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