本日は高血圧の勉強
高血圧は脳卒中と関係が深いものの、あんまり深く考えたことがありませんでした。
本日のlecturerは,
愛媛大学大学院医学系研究科 病態情報内科学 檜垣實男先生
教授でもあり,病院長でもあり,超ご多忙であるにもかかわらず,高血圧の奥深い話をわかりやすくご講演いただきました.
ありがとうございました.
まずは,井上病院瀬戸先生の座長で,私と虹が丘病院の迫先生でそれぞれ20-30分.
その後は大学病院循環器内科前村教授の座長で,檜垣先生のご講演
という流れでした.
本ブログは,脳卒中関連ブログなので,私の話の内容も少しだけ.
脳出血急性期は血圧を下げる.
でも,ガイドラインは収縮期血圧180mmHg未満.
でもでも,実際は140mmHg程度に下げるようにしている.
それは,血圧を140mmHg程度まで下げると血腫拡大の程度が軽いことが分かっているから.
でも,神経学的予後は変わらない.
現在,ATACH-Ⅱ studyで前向き登録中.
脳梗塞急性期は血圧を下げない.
ガイドラインは収縮期血圧220mmHgまたは拡張期血圧>120mmHgのとき下げる.と記載.(大動脈解離などの例外はある)
今回,こられていらっしゃった先生方で脳血管を専門にされていらっしゃる方はいらっしゃらなかったので,うっすら「え~!?」というリアクションがあったように壇上からは感じました.
とても高いですよね.
脳灌流を下げないという考えです.
脳卒中慢性期は血圧を下げ過ぎない?
下げれば下げるほど,脳卒中の再発は少ない.
下げ過ぎ(収縮期血圧<130mmHg)は再発のリスクが逆に増える.
この2つの考え方があって,現在前向き研究の結果が待たれる.
少なくとも130mmHgにコントロールされている人はそれ以上下げなくてもいいと思います.
そんな感じでした.
檜垣先生の話.
私の耳と目と脳が悪く,ここに書きだした内容が間違っているかもしれません.
そして,列記しているだけであり,文章の体裁になっていないところが多いので,すいません.
あしからず,です.
「JSH2014新時代へ向かう高血圧治療」
統計:
2000年:高血圧3600万人 今4000万人。
女性は更年期を超えると高血圧患者が増えていく。
2010年女性は高血圧患者が減っている。若い人は痩せているから。しかし60歳以上の高血圧患者が増えている。
今の若い人が60歳ぐらいになる30年後40年後はどういうグラフになっているのでしょう.
痩せた女性が妊娠すると、胎児は氷河期と勘違いして、体質をかえる。省エネボディにかえる.小さい心筋、膵臓β細胞を減らす、腎臓ネフロンをへらす。
しかし,実際,生まれてみてみると氷河期ではない。栄養過多になってしまう。
β2受容体も循環器疾患に関与する。
食塩、ストレスがβ2受容体を刺激する。
WNK4転写抑制。
食塩感受性の高血圧。
エピジェネティクス。
戦うまえに生理食塩水を点滴するようなもの。でも現代は戦いはない。
食塩中毒から適塩へ
マサイ族は3g
日本人の目標は現在6g
愛媛大学は栄養士とホテルシェフがタイアップして病院食を出している。朝から焼きたてパン。週一回バイキング。
食塩は血圧に関係なく腎臓や心臓を傷つける。
減塩食はエビデンスがある。
高血圧は高齢になると低レニン性高血圧が増える。でもARBが効く。組織の問題?
高血圧治療3本柱
厳重な降圧
レニンアンギオテンシンの抑制
減塩
ロサルタンは尿酸を下げる。正常化する。
高血圧は脳卒中と関係が深いものの、あんまり深く考えたことがありませんでした。
本日のlecturerは,
愛媛大学大学院医学系研究科 病態情報内科学 檜垣實男先生
教授でもあり,病院長でもあり,超ご多忙であるにもかかわらず,高血圧の奥深い話をわかりやすくご講演いただきました.
ありがとうございました.
まずは,井上病院瀬戸先生の座長で,私と虹が丘病院の迫先生でそれぞれ20-30分.
その後は大学病院循環器内科前村教授の座長で,檜垣先生のご講演
という流れでした.
本ブログは,脳卒中関連ブログなので,私の話の内容も少しだけ.
脳出血急性期は血圧を下げる.
でも,ガイドラインは収縮期血圧180mmHg未満.
でもでも,実際は140mmHg程度に下げるようにしている.
それは,血圧を140mmHg程度まで下げると血腫拡大の程度が軽いことが分かっているから.
でも,神経学的予後は変わらない.
現在,ATACH-Ⅱ studyで前向き登録中.
脳梗塞急性期は血圧を下げない.
ガイドラインは収縮期血圧220mmHgまたは拡張期血圧>120mmHgのとき下げる.と記載.(大動脈解離などの例外はある)
今回,こられていらっしゃった先生方で脳血管を専門にされていらっしゃる方はいらっしゃらなかったので,うっすら「え~!?」というリアクションがあったように壇上からは感じました.
とても高いですよね.
脳灌流を下げないという考えです.
脳卒中慢性期は血圧を下げ過ぎない?
下げれば下げるほど,脳卒中の再発は少ない.
下げ過ぎ(収縮期血圧<130mmHg)は再発のリスクが逆に増える.
この2つの考え方があって,現在前向き研究の結果が待たれる.
少なくとも130mmHgにコントロールされている人はそれ以上下げなくてもいいと思います.
そんな感じでした.
檜垣先生の話.
私の耳と目と脳が悪く,ここに書きだした内容が間違っているかもしれません.
そして,列記しているだけであり,文章の体裁になっていないところが多いので,すいません.
あしからず,です.
「JSH2014新時代へ向かう高血圧治療」
統計:
2000年:高血圧3600万人 今4000万人。
女性は更年期を超えると高血圧患者が増えていく。
2010年女性は高血圧患者が減っている。若い人は痩せているから。しかし60歳以上の高血圧患者が増えている。
今の若い人が60歳ぐらいになる30年後40年後はどういうグラフになっているのでしょう.
痩せた女性が妊娠すると、胎児は氷河期と勘違いして、体質をかえる。省エネボディにかえる.小さい心筋、膵臓β細胞を減らす、腎臓ネフロンをへらす。
しかし,実際,生まれてみてみると氷河期ではない。栄養過多になってしまう。
β2受容体も循環器疾患に関与する。
食塩、ストレスがβ2受容体を刺激する。
WNK4転写抑制。
食塩感受性の高血圧。
エピジェネティクス。
戦うまえに生理食塩水を点滴するようなもの。でも現代は戦いはない。
食塩中毒から適塩へ
マサイ族は3g
日本人の目標は現在6g
愛媛大学は栄養士とホテルシェフがタイアップして病院食を出している。朝から焼きたてパン。週一回バイキング。
食塩は血圧に関係なく腎臓や心臓を傷つける。
減塩食はエビデンスがある。
高血圧は高齢になると低レニン性高血圧が増える。でもARBが効く。組織の問題?
高血圧治療3本柱
厳重な降圧
レニンアンギオテンシンの抑制
減塩
ロサルタンは尿酸を下げる。正常化する。
昨日は貴重なご講演ありがとうございました。ガイドライン、臨床試験の報告、脳卒中センターでのデータなど、わかりやすくお話していただき大変勉強になりました。
返信削除帰りは挨拶もせず、お先に失礼してしまいすみません。
現在、脳卒中の慢性期は
The lower,the better.
J-curve phenomenon.
の2つの考え方がある。
その中で抗血小板薬内服中の方、脳出血の既往のある方はしっかり下げるべき。
勉強になりました。もし機会があれば服薬指導時に使わせて頂きます。
どちらがいいのかは今現時点でわからなくても、そのriskとbenefitを分かった上で薬物療法を行うこと。そこに問題意識を常に持って最新の情報を収集し、研究し、日々の診療にあたることが大切なんだと、先生の話を聞いて改めて思いました。
病棟薬剤師の仕事の経験ってとても貴重だと思います.
削除本当の患者さんに接することができる唯一の職場ではないでしょうか.薬剤師の仕事の中で.
いい経験ですね.
まだまだ,始めたばかりで,勉強することが多いと思います.
ちょこちょこ医師として助かるところが増えてきました.
これからもよろしくお願いします.
コメントありがとうございます.