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口から食べるために

自分の親が脳卒中になって,ご飯が食べられそうなのに,「危ないから」(脳卒中では,のどの麻痺で,飲み込みが悪くなることがあります)といって,鼻からチューブのままだと,つらい.

食べられるなら,口から食べたほうが,体的にも精神的にもいいに決まっています.

ということで,脳卒中急性期から飲み込みの評価をして,食事開始を検討しています.

看護師と,speech therapist(言葉とか嚥下のリハビリスタッフ)で飲み込み評価をしています.

この方は,昨日まで,チューブを1日3回,口から食道もしくは胃まで入れて,その都度栄養投与をするOE法をやっています.

今日から,ゼリーを食べてみて,飲み込みの状況を確認しています.

食べられるかどうかを,判断して,食べられるなら,どのくらいの食事形態がいいのかを考えます.

新人看護師食べさせてます.

いい経験だ.
座ってる看護師は偉そうだけど,身重なので座ってるのです.

コメント

  1. だいじょぶだったですかね、ゼリーさん

    私も、自分だったら、自分の家族だったら
    と、考えます。
    看護師はそういった視点でよく考えると思うけれど、医師にそう言う感覚の人は多くないと思います。なので、
    さすがっす、生活と密着 のーそっちゆー医
    若い医師に看護師に伝わるごと、やっていかなければ。
    リスクとベネフィット、?使い方間違ってる?
    嚥下は攻めと守りの具合が絶妙に難しいけど、面白い。

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    返信
    1. そういう視点の医師はたくさんいると思いますよ.
      ただ,看護師の方がその感覚を強く持っておかなくてはならないと思います.
      医師がそこにこだわり過ぎていると判断が鈍ります.
      医師は常に,「エビデンス」という,多くの患者さんを対象にして出たデータをもとに方針を考えることが最も重要です.ただし,一方でそのエビデンスが,その患者にとって最良かどうかはわからない,ということも意識しておく必要があります.
      看護師にもこの感覚は必要ですが,看護師はやはり,患者や患者家族寄りの考え方をもっておくことが,医療のいいバランスになると思っています.
      コメントありがとうございます.

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  2. なるほどですね
    バランス…確かに。
    納得、納得です。
    医師と看護師のバランス
    自分の考え方もバランス良くなりたいものです。
    試験前の忙しかときに、返信ありがとうございます

    返信削除
    返信
    1. なんだか,熱いですが,熱くて結構.
      ただ夜だからクールダウンしてください.
      今日もお疲れさまでした.

      削除
  3. お疲れさまデス。

    嚥下評価。大事っすね。難しいけど。
    人間の舌や喉ってすごいなぁ、と食べながら良く思います。

    経鼻胃管に嚥下食。ビジュアル的にもなぁ。。。
    自分の時はとりあえず胃廔造って、嚥下リハとか思うけど。

    脳卒中以外でも脊損患者さんとか、摂食へのストレスは過度にかかってると思います。レベルが良いだけに。
    「こんがんまずかと、あんたも食べてみんね」なんて返しは数知れず。
    でも、今ががんばり時!と鬼になります。
    でも、ゼリー食やペースト食ってまずい(-_-;)

    味覚、臭覚、視覚で楽しみながらリハできたらなぁ、とは思います。
    そこ考えるのが看護師の役目なんすけどね。。。
    欧米の嚥下食ってどんな??

    けど実際、嚥下能力を見極める技量が無いと患者さんのリスクを高めるだけ。
    なので看護スタッフの評価能力のベースアップが今の課題かな~。

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    返信
    1. 食べること,排泄すること.人間,というか動物すべてその機能が備わっていて,すごいですよね.

      さて,一点考え違いがあります.
      「とりあえず,胃瘻」はよくないです.

      胃瘻をつくっても誤嚥は起きます.さらに,胃と腹壁くっつけるので,胃の生理的な動きが抑えられるといわれています.それにより,逆流が起きやすいことが考えられます.
      また,胃瘻にすると,一般的に嚥下はおざなりになります.そこから食事を,なんて考えるスタッフはほとんどいません.

      実際,私の在宅患者(重症パーキンソン病)も,胃瘻からしか栄養,水分が入っていないと,思いこんでいた方が,実は,「あんこ」を食べていたことが分かった人がいました.主治医である私は,胃瘻があるから,何か食べるということに考えが及んでいなかったのです.口から食べられるとか考えたことがありませんでした.胃瘻を作った経緯を私は知らなかったことも影響していますが.

      ですので,まず胃瘻という選択肢はありません.

      アメリカは,すぐ胃瘻なので嚥下食なんてありません.見たことなかったです.パンとジュースと豆って感じでした.さびしいもんでしたよ.
      日本はいい国です.

      コメントありがとうございます.
      がんばりましょう

      削除
    2. そうですね。
      嚥下できるようになったらPEG抜けばいいかって考えた自分に反省。
      ただ、鼻腔が広がったり糜爛できたりするのが嫌なだけです。
      見た目の問題。
      欧米ってまずおかゆが無いですからね。
      日本人の味覚の繊細さはぴか一ですね。

      削除
    3. びらん(ただれ,潰瘍)が起こることはあるかもしれないですね.
      細いチューブを入れれば鼻腔はひろがりません.
      見た目は問題あるかもしれません.

      アメリカでの選択肢は,食べるか経管栄養の2つ.急性期病院ですが.それ以降のことは知らないので,あしからず.

      もう少し,嚥下のことを聞いとけばよかったなぁと後悔.

      削除

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