いやー難しかったです.
自信あり,な回答2割.自信なし7割.まったくわかんない1割.
先に書いておきます.
”神経内科専門医試験”でググって,ここに来た人.すぐ去っちゃってください.おそらく,ためになる情報はないです.
私は,「なんとか受かればうれしいなぁ」レベルですので.
私は,脳卒中を専門にみる医師(脳卒中専門医ではない)ですので,神経の勉強は大変です.過去問をやりながら,知識を肉付けしていきました.過去問3年分2回.
そもそも,なぜ神経専門医試験を脳卒中を診る医師が受ける必要があるかと言うと,2点理由があります.
1 急性期疾患である脳卒中を診療する医師が,神経内科的目線をもっていると最強だから.
2 神経内科専門医かリハビリテーション専門医,脳神経外科専門医,他いくつか,をもっていないと
脳卒中専門医試験を受けられないから.
1は身をもって思います.
スピーディーな脳卒中診療の中で,ふと患者さんの特徴かなにかに引っ掛かるものを感じて,考え直さないといけないときがあります.これに気付くか,そして気付いて,鑑別疾患などが浮かぶかどうか,ということで,その医師の懐の深さが測れます.何より,患者さんのためになります.
ちょっと,抽象的ですね.
でも,そう思います.
2は問題ですね.脳卒中の方がcommon disease (一般的な病気)なんですけどぉ.とか思いながら,1のことがあるので,やっぱ神経専門医をとらんばでしょう,ってことになります.
試験勉強開始は3週間前.患者を診ながらの3週間はちょっと短かかったです.ただ,長すぎてもやる気が続かなさそうで,これは人それぞれでしょうね.
脳波とか,筋病理,電気生理検査の勉強は,過去問をやって,知識をつけて,専門の先生のレクチャーを受けた方が血肉になるでしょう.
私はレクチャーを受けることはありませんでしたが,今レクチャーを受けたら,自分の疑問点とかが質問できておもしろそうだなぁと思います.
脳卒中関連の勉強は全くせずに,試験はほとんど大丈夫でした.たぶん,脳卒中の問題って簡単なんでしょう.と思いますが,どうなんでしょ.
これなら,脳卒中専門医はいけるぞー,って思うのはまずい?
試験は・・・,眠かったです.わからない問題が続くと,寝不足が効いて眠くなりました.
必修,一般,症例問題の3部構成.
必修はよく覚えていないけど,まぁできたかなぁ,という印象でした.だから,あまり覚えていません.覚えているのは,「2つ選べ」という問題があって,まさかと思って見直してみると,そのいう問題のうち半分は「1つ」しか選んでいませんでした.よかった.
11時15分から1時間昼休み.少し早いので,朝飯を食べる人は食べ過ぎない方が良いかもです.
午後から,一般問題.
やられました.
難しかったです.ちゃんと,それぞれの疾患のことを知らないと答えられない問題が目白押しでした.「2つ選べ」問題で,「1つはわかるけど・・・」と思うことしばしば.聞いたことない病気もたくさんありました.
症例問題.もう,なんか病理とかすごいです.病理は,教科書とか,過去問にプリントされているものを「覚えている」だけですので,少し違うのが出ると,何が何だか,わからなくなります.
全体を通して,個人的には代謝性疾患のこと,筋疾患などと心疾患の関係(どれが合併しやすい?どのような問題になる?拡張型心筋症になるのは?),末梢神経障害のタイプはどれ?(脱髄?軸索変性?感覚優位?自律神経障害は?)などの知識が希薄だったなぁと思いました.
可能であれば,脳腫瘍の病理とかも,もっと勉強できれば良かったです.
使った教科書は,「神経内科のスピード学習と専門医学習」,「臨床のための筋病理」「神経内科ハンドブック」をメインに使いました.もっと中枢神経,末梢神経の病理を勉強したかったです.「神経病理インデックス」は使えませんでした.写真が少なくてインパクトがあまりなく,頭に入りません.他の買えばよかったです.誰か,来年のためにいいのあったら教えてください.
意外と使えたのが,「脊椎脊髄ハンドブック」.日常臨床でも利用できます.脊髄診療における必要最低限の知識が得られる感じです.意外と髄膜炎のことまで書いていて,編者の優秀さが感じられます.偉そうで,すいません.
最後に,
ちゃんと神経専門医試験を受ける神経内科医の方は,参考にしちゃダメです.この内容.
私は「試験」として,専門医試験を受けたわけです.参考になりません.
最後の最後に・・・,
過去問を作ってくださった,世の中の優秀な神経内科医の先生方.どなたかは存じ上げませんが,ありがとうございました.おそらく,来年もお世話になります・・・.
自信あり,な回答2割.自信なし7割.まったくわかんない1割.
先に書いておきます.
”神経内科専門医試験”でググって,ここに来た人.すぐ去っちゃってください.おそらく,ためになる情報はないです.
私は,「なんとか受かればうれしいなぁ」レベルですので.
私は,脳卒中を専門にみる医師(脳卒中専門医ではない)ですので,神経の勉強は大変です.過去問をやりながら,知識を肉付けしていきました.過去問3年分2回.
そもそも,なぜ神経専門医試験を脳卒中を診る医師が受ける必要があるかと言うと,2点理由があります.
1 急性期疾患である脳卒中を診療する医師が,神経内科的目線をもっていると最強だから.
2 神経内科専門医かリハビリテーション専門医,脳神経外科専門医,他いくつか,をもっていないと
脳卒中専門医試験を受けられないから.
1は身をもって思います.
スピーディーな脳卒中診療の中で,ふと患者さんの特徴かなにかに引っ掛かるものを感じて,考え直さないといけないときがあります.これに気付くか,そして気付いて,鑑別疾患などが浮かぶかどうか,ということで,その医師の懐の深さが測れます.何より,患者さんのためになります.
ちょっと,抽象的ですね.
でも,そう思います.
2は問題ですね.脳卒中の方がcommon disease (一般的な病気)なんですけどぉ.とか思いながら,1のことがあるので,やっぱ神経専門医をとらんばでしょう,ってことになります.
試験勉強開始は3週間前.患者を診ながらの3週間はちょっと短かかったです.ただ,長すぎてもやる気が続かなさそうで,これは人それぞれでしょうね.
脳波とか,筋病理,電気生理検査の勉強は,過去問をやって,知識をつけて,専門の先生のレクチャーを受けた方が血肉になるでしょう.
私はレクチャーを受けることはありませんでしたが,今レクチャーを受けたら,自分の疑問点とかが質問できておもしろそうだなぁと思います.
脳卒中関連の勉強は全くせずに,試験はほとんど大丈夫でした.たぶん,脳卒中の問題って簡単なんでしょう.と思いますが,どうなんでしょ.
これなら,脳卒中専門医はいけるぞー,って思うのはまずい?
試験は・・・,眠かったです.わからない問題が続くと,寝不足が効いて眠くなりました.
必修,一般,症例問題の3部構成.
必修はよく覚えていないけど,まぁできたかなぁ,という印象でした.だから,あまり覚えていません.覚えているのは,「2つ選べ」という問題があって,まさかと思って見直してみると,そのいう問題のうち半分は「1つ」しか選んでいませんでした.よかった.
11時15分から1時間昼休み.少し早いので,朝飯を食べる人は食べ過ぎない方が良いかもです.
午後から,一般問題.
やられました.
難しかったです.ちゃんと,それぞれの疾患のことを知らないと答えられない問題が目白押しでした.「2つ選べ」問題で,「1つはわかるけど・・・」と思うことしばしば.聞いたことない病気もたくさんありました.
症例問題.もう,なんか病理とかすごいです.病理は,教科書とか,過去問にプリントされているものを「覚えている」だけですので,少し違うのが出ると,何が何だか,わからなくなります.
全体を通して,個人的には代謝性疾患のこと,筋疾患などと心疾患の関係(どれが合併しやすい?どのような問題になる?拡張型心筋症になるのは?),末梢神経障害のタイプはどれ?(脱髄?軸索変性?感覚優位?自律神経障害は?)などの知識が希薄だったなぁと思いました.
可能であれば,脳腫瘍の病理とかも,もっと勉強できれば良かったです.
使った教科書は,「神経内科のスピード学習と専門医学習」,「臨床のための筋病理」「神経内科ハンドブック」をメインに使いました.もっと中枢神経,末梢神経の病理を勉強したかったです.「神経病理インデックス」は使えませんでした.写真が少なくてインパクトがあまりなく,頭に入りません.他の買えばよかったです.誰か,来年のためにいいのあったら教えてください.
意外と使えたのが,「脊椎脊髄ハンドブック」.日常臨床でも利用できます.脊髄診療における必要最低限の知識が得られる感じです.意外と髄膜炎のことまで書いていて,編者の優秀さが感じられます.偉そうで,すいません.
最後に,
ちゃんと神経専門医試験を受ける神経内科医の方は,参考にしちゃダメです.この内容.
私は「試験」として,専門医試験を受けたわけです.参考になりません.
最後の最後に・・・,
過去問を作ってくださった,世の中の優秀な神経内科医の先生方.どなたかは存じ上げませんが,ありがとうございました.おそらく,来年もお世話になります・・・.
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