「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな・・・」
ええ、それは、寿命を全うして、棺桶に入るときに言うべき言葉です。
人生の途中で言っちゃダメ。
時には、ジョーに殴られて、鼻からうどんびろ~んのマンモス西みたいになることも大事。
減量苦で、夜中こっそり屋台のうどんを2杯食べた「うどん野郎」マンモス西さん。
そんなこともあるよね。
すいません。漫画好きなので。
今回は、気になるニュースがありましたので、その話。
脳卒中専門医は4割が燃え尽き症候群(日本の話)
ニュースになっているので、話題にせざるを得ないかなぁと勝手に考えて、ブログに取り上げました。
ちなみに出典はこちらです。
Cross-Sectional Survey of Workload and Burnout Among Japanese Physicians Working in Stroke Care The Nationwide Survey of Acute Stroke Care Capacity for Proper Designation of Comprehensive Stroke Center in Japan (J-ASPECT) Study
内容は、2564人(11211人のうち、回答があって、脳卒中診療をしている医師)の回答を検討した。
燃え尽き症候群はMaslach Burnout Inventory General Survey (MBI-GS) scoreで評価した(内容は割愛)。
燃え尽き症候群は、
脳卒中専門医:41.1%、重篤な燃え尽き21.8%
会社員:27.1%(P<0.001)、重篤な燃え尽き12.2%(P=0.004)
公務員:28.8%(P<0.001)、重篤な燃え尽き17.8%(P=0.0268)
意外と公務員も多いなぁ。
このデータ、いろいろな切り取り方があります。
燃え尽き多い。まずい。
と考えるのが一般的でしょう。
だから、サポートお願いします。
という話は、他の人達に頑張ってもらうとして、
私は、へそ曲がりなので、少し斜めからみてみます。
そもそも、燃え尽き症候群の評価尺度MBI-GSをみてみると、
「一日仕事を終えると疲れ果ててぐったりすることがある」
「自分は職場で役に立っていると思うことがある」
「自分がしている仕事の意味や大切さがわからなくなることがある」
これらのことは、真剣に仕事に取り組んでいると、必ずぶつかる壁というか、そんなものではないでしょうか。
とても真剣に仕事をするから、頑張って、うちに帰るなり、そのまま寝ちゃう。
とても真剣に仕事をするから、「今の自分のレベルでは、患者さんを助けれん」って思ったり。
とても真剣に仕事をするから、患者さんを亡くした時の無力感とか、再発した時の落胆があって、でもやっぱりやるしかない。って思ったり。
つまり、もともとの情熱がある人が、MBI-GSが高くなる傾向がある。
脳卒中専門医は情熱あり。
そういう見方もできます。
というか、そういうことも含まれていると思います。
でも、やっぱり、「だから、気にしなくていい」というわけではないので、
脳卒中専門医に愛の手を。
と求めるだけではダメで、自分たちも変わらなければなりませんね。
昔はよかった論はありがちですが、本当に良かったかどうかわかりません。
周りを見渡してみると、自分も含めて、昔の指導を受けてきた医者の中に、一般社会に出ちゃ、ちょっとまずい人たちがいるのは事実です。
私は、会社員や公務員の友達から、
「変わってる」
と言われます。ので、多分一般社会に出ちゃ、ダメな人間だと思っています。
それは、おいといて。
かと言って、今のほうがいいとも言えません。
何が言いたいかというと、
もう何が言いたいのかわからなくて、
時代は変わるけど、昔からいいことはあって、それをアレンジして採用しながら、私達自身が変わらなければならない。
チーム医療が大切です。
脳卒中専門医は3657人と少ないから、看護師さんとか、リハビリテーションスタッフとかのサポートがありがたいです(循環器内科専門医12830人)。
私達も、主治医制でありながら、チームでみているので、完全OFFの日を作ることにしています。
脳卒中総患者数は137万人と多いから、一番人手がかかる急性期が過ぎたら、すぐに他の病院にバトンタッチして、次の患者さんに備えなければなりません。急性期病院では脳卒中一般外来は極力しないほうがいいでしょう。地域とのチーム医療が大切です(死因トップの癌患者数は142万人。虚血性心疾患患者数は86万人)。
このように、協力をいただく、急性期病院の脳卒中専門医は、チーム医療を行う皆さんに感謝しながら、救急の現場に情熱を捧げなければなりません。
そして、燃え尽きるって、オチはダメ。
ええ、それは、寿命を全うして、棺桶に入るときに言うべき言葉です。
人生の途中で言っちゃダメ。
時には、ジョーに殴られて、鼻からうどんびろ~んのマンモス西みたいになることも大事。
減量苦で、夜中こっそり屋台のうどんを2杯食べた「うどん野郎」マンモス西さん。
そんなこともあるよね。
すいません。漫画好きなので。
今回は、気になるニュースがありましたので、その話。
脳卒中専門医は4割が燃え尽き症候群(日本の話)
ニュースになっているので、話題にせざるを得ないかなぁと勝手に考えて、ブログに取り上げました。
ちなみに出典はこちらです。
Cross-Sectional Survey of Workload and Burnout Among Japanese Physicians Working in Stroke Care The Nationwide Survey of Acute Stroke Care Capacity for Proper Designation of Comprehensive Stroke Center in Japan (J-ASPECT) Study
内容は、2564人(11211人のうち、回答があって、脳卒中診療をしている医師)の回答を検討した。
燃え尽き症候群はMaslach Burnout Inventory General Survey (MBI-GS) scoreで評価した(内容は割愛)。
燃え尽き症候群は、
脳卒中専門医:41.1%、重篤な燃え尽き21.8%
会社員:27.1%(P<0.001)、重篤な燃え尽き12.2%(P=0.004)
公務員:28.8%(P<0.001)、重篤な燃え尽き17.8%(P=0.0268)
意外と公務員も多いなぁ。
このデータ、いろいろな切り取り方があります。
燃え尽き多い。まずい。
と考えるのが一般的でしょう。
だから、サポートお願いします。
という話は、他の人達に頑張ってもらうとして、
私は、へそ曲がりなので、少し斜めからみてみます。
そもそも、燃え尽き症候群の評価尺度MBI-GSをみてみると、
「一日仕事を終えると疲れ果ててぐったりすることがある」
「自分は職場で役に立っていると思うことがある」
「自分がしている仕事の意味や大切さがわからなくなることがある」
これらのことは、真剣に仕事に取り組んでいると、必ずぶつかる壁というか、そんなものではないでしょうか。
とても真剣に仕事をするから、頑張って、うちに帰るなり、そのまま寝ちゃう。
とても真剣に仕事をするから、「今の自分のレベルでは、患者さんを助けれん」って思ったり。
とても真剣に仕事をするから、患者さんを亡くした時の無力感とか、再発した時の落胆があって、でもやっぱりやるしかない。って思ったり。
つまり、もともとの情熱がある人が、MBI-GSが高くなる傾向がある。
脳卒中専門医は情熱あり。
そういう見方もできます。
というか、そういうことも含まれていると思います。
でも、やっぱり、「だから、気にしなくていい」というわけではないので、
脳卒中専門医に愛の手を。
と求めるだけではダメで、自分たちも変わらなければなりませんね。
昔はよかった論はありがちですが、本当に良かったかどうかわかりません。
周りを見渡してみると、自分も含めて、昔の指導を受けてきた医者の中に、一般社会に出ちゃ、ちょっとまずい人たちがいるのは事実です。
私は、会社員や公務員の友達から、
「変わってる」
と言われます。ので、多分一般社会に出ちゃ、ダメな人間だと思っています。
それは、おいといて。
かと言って、今のほうがいいとも言えません。
何が言いたいかというと、
もう何が言いたいのかわからなくて、
時代は変わるけど、昔からいいことはあって、それをアレンジして採用しながら、私達自身が変わらなければならない。
チーム医療が大切です。
脳卒中専門医は3657人と少ないから、看護師さんとか、リハビリテーションスタッフとかのサポートがありがたいです(循環器内科専門医12830人)。
私達も、主治医制でありながら、チームでみているので、完全OFFの日を作ることにしています。
脳卒中総患者数は137万人と多いから、一番人手がかかる急性期が過ぎたら、すぐに他の病院にバトンタッチして、次の患者さんに備えなければなりません。急性期病院では脳卒中一般外来は極力しないほうがいいでしょう。地域とのチーム医療が大切です(死因トップの癌患者数は142万人。虚血性心疾患患者数は86万人)。
このように、協力をいただく、急性期病院の脳卒中専門医は、チーム医療を行う皆さんに感謝しながら、救急の現場に情熱を捧げなければなりません。
そして、燃え尽きるって、オチはダメ。
今思いましたが、そもそも脳卒中だけではないような気がします。
返信削除急患を診る診療科の先生方はみんな同じだと思います。