International Stroke Conference 2014 in San Diego
参加してきました。
今年で5年連続の参加になります。
結構簡単ではなくて、採択率20%ぐらいと言われています。
ですので、それなりに頑張っているのかもしれません。
しかし、サンディエゴ、いい気候でした。爽やかな空気と1年のうち300日は晴れ、という。
逆に、頭がおかしくなりそうな・・・。
今年もいろいろな発表がありました。
急性期治療から、リハビリテーション、予防、看護、基礎研究などなど。
私は、脳血管障害急性期治療を行っていますので、そこを中心に話を聞いていきました。
今年の話題は・・・・。
あまりぱっとしたものがありませんでした。
もちろんそれぞれで面白いものはたくさんあったのですが、去年の脳血管内治療の話題(脳卒中をやる医師の間ではHonolulu shockと言われています)のような派手なものはありませんでした。
目についたのは、
どうすれば、脳血管内治療を早く行えるか、もしくは、早く再開通できるか、という話題。
それから・・・・。
主だったものは、あまりなかったです。
あとは、reversible cerebral vasoconstriction syndromeのreviewとか、血液学的マーカーの話。
perfusion MRIで側副血行路がわかる、という話。
echo-planner FLAIR and GREをDWI, contrast MRA, perfusion MRIに加える事で6分でMRIが終わる、という話。
多かったのは、チーム医療でtPA静注療法開始が早くなる、という話。それでもアメリカでは60分を超えるのは至難の業。
われわれの看護師の研究は全く負けていないので、いけそうです。ISC2015。
日本と違うのは、多民族国家なので、人種間の違いの話。男性と女性の違い(女性のほうが脳卒中を起こしやすい、かも)
基礎のデータで発表している先生方がおっしゃっていて、気になったのは幹細胞治療の発表が少なかった、ということ。幹細胞治療とは、脳梗塞の部分に幹細胞を移植して、脳機能を改善させるということ。
私は基礎研究ができないので、適当な事は言えませんが、流れが変わってきているのでしょうか?
2日目の午後で大入り満員、笑いあり(日本人にはそんなにおもしろくなかったとおもいますが)、の討論。
よいか、良くないか?
臨床の現場では、複雑な状態の患者さんがたくさんいらっしゃいます。
症例を提示して、この患者にどうすべきかを討論します。
-心房細動のない、半年以内に冠動脈ステント留置術を行った、心収縮が25%の脳梗塞患者。
新規抗凝固薬を使うべきか、使わざるべきか。
それぞれの立場から一人ずつ、話をされていきます。面白おかしく(かどうかは、日本人の私には理解できませんでした)スライドを作って、場内は笑いが巻き起こっていました。
結局ガイドラインからは、使わないほうがよいのでは?という人が多数でした。
-本当にtPA治療のtime windowは3時間から4.5時間に延ばして正解なのか?
相変わらずだなぁ、アメリカ人は。
3時間から4.5時間にtime windowが延びる根拠になった研究はヨーロッパからのECASS3という研究なので、アメリカでは4.5時間に延びていない。
アメリカ人はこの研究に含まれていない。
!
相変わらずだなぁ。
ちょっと日本人には理解できない考え方ですね。
ヨーロッパの脳卒中学会にも行ってみたいなぁと思いました。
来年のISC2015はテネシー州のナッシュビルだから。
ということもありますが。
ほとんどの日本人は、
「来年、どうしようかな」
と考えたと思います。
遠いし。
参加してきました。
今年で5年連続の参加になります。
結構簡単ではなくて、採択率20%ぐらいと言われています。
ですので、それなりに頑張っているのかもしれません。
しかし、サンディエゴ、いい気候でした。爽やかな空気と1年のうち300日は晴れ、という。
逆に、頭がおかしくなりそうな・・・。
今年もいろいろな発表がありました。
急性期治療から、リハビリテーション、予防、看護、基礎研究などなど。
私は、脳血管障害急性期治療を行っていますので、そこを中心に話を聞いていきました。
今年の話題は・・・・。
あまりぱっとしたものがありませんでした。
もちろんそれぞれで面白いものはたくさんあったのですが、去年の脳血管内治療の話題(脳卒中をやる医師の間ではHonolulu shockと言われています)のような派手なものはありませんでした。
目についたのは、
どうすれば、脳血管内治療を早く行えるか、もしくは、早く再開通できるか、という話題。
それから・・・・。
主だったものは、あまりなかったです。
あとは、reversible cerebral vasoconstriction syndromeのreviewとか、血液学的マーカーの話。
perfusion MRIで側副血行路がわかる、という話。
echo-planner FLAIR and GREをDWI, contrast MRA, perfusion MRIに加える事で6分でMRIが終わる、という話。
多かったのは、チーム医療でtPA静注療法開始が早くなる、という話。それでもアメリカでは60分を超えるのは至難の業。
われわれの看護師の研究は全く負けていないので、いけそうです。ISC2015。
日本と違うのは、多民族国家なので、人種間の違いの話。男性と女性の違い(女性のほうが脳卒中を起こしやすい、かも)
基礎のデータで発表している先生方がおっしゃっていて、気になったのは幹細胞治療の発表が少なかった、ということ。幹細胞治療とは、脳梗塞の部分に幹細胞を移植して、脳機能を改善させるということ。
私は基礎研究ができないので、適当な事は言えませんが、流れが変わってきているのでしょうか?
2日目の午後で大入り満員、笑いあり(日本人にはそんなにおもしろくなかったとおもいますが)、の討論。
よいか、良くないか?
臨床の現場では、複雑な状態の患者さんがたくさんいらっしゃいます。
症例を提示して、この患者にどうすべきかを討論します。
-心房細動のない、半年以内に冠動脈ステント留置術を行った、心収縮が25%の脳梗塞患者。
新規抗凝固薬を使うべきか、使わざるべきか。
それぞれの立場から一人ずつ、話をされていきます。面白おかしく(かどうかは、日本人の私には理解できませんでした)スライドを作って、場内は笑いが巻き起こっていました。
結局ガイドラインからは、使わないほうがよいのでは?という人が多数でした。
-本当にtPA治療のtime windowは3時間から4.5時間に延ばして正解なのか?
相変わらずだなぁ、アメリカ人は。
3時間から4.5時間にtime windowが延びる根拠になった研究はヨーロッパからのECASS3という研究なので、アメリカでは4.5時間に延びていない。
アメリカ人はこの研究に含まれていない。
!
相変わらずだなぁ。
ちょっと日本人には理解できない考え方ですね。
ヨーロッパの脳卒中学会にも行ってみたいなぁと思いました。
来年のISC2015はテネシー州のナッシュビルだから。
ということもありますが。
ほとんどの日本人は、
「来年、どうしようかな」
と考えたと思います。
遠いし。
ナッシュビル☆Gibson♪♪
返信削除NGK48は、なかなかがんばってます。
サンディエゴはお天気大使が居るのですね
東京は雪でまっちろけなんで、羽田で足止めくうかもしれないですよ。
こちらはほぼ予定通り出発です。成田には降りられそうですが、そこから羽田の移動はどうなるのでしょう。覚悟しないといけないかもしれません。
返信削除寒いんだよなー。
飛行機の中は疲れるので、下手に仕事をせずに、ゲームと読書に費やします。
コメントありがとうございます。