ジョギングしない人と比べて、
あらゆる原因の死亡が30%減少。
心血管死が45%減少。
寿命3年延長。
1週間で60分、1日8分程度のゆっくりジョギングは、ジョギンしない人と比べて
あらゆる原因の死亡:オッズ比0.73、95%信頼区間 0.61-0.86
心血管死:オッズ比0.46、95%信頼区間 0.33-0.65
1週間に6マイル(9.6km)以下でも、週1、2回でも、遅いスピード(6マイル/h)でも、この有効性は損なわれませんでした。
サッカーもいいけど、ジョギングはさらにいい。
やっぱり。
外来で、
「先生、歩け歩け、言うけど、長い時間歩く暇なんてありません!!忙しくって。」
「1日10分でもいいです。日常生活の工夫次第で、あなたの寿命が延びる可能性が高いですよ」
1日ちょっとの時間を、10分程度を運動に当てれば、寿命が延びるなんて言う研究結果。
まさに、私達の日常診療にとても有用なものになります。
ちなみに、1週間180分以上のジョギングでも、ジョギングしない人と比べて、死亡率の低下傾向が見られました。
あらゆる原因の死亡:オッズ比 0.76, 95%信頼区間 0.63-0.92
心血管死:オッズ比 0.65, 95%信頼区間 0.46-0.92
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
逆に走り過ぎは、熱中症と関連します。
7年間テルアビブマラソン(フルマラソン、ハーフ、10kmなどなどある国際的なマラソン大会)に参加した137580人のランナーで評価。
虚血性心疾患は1人、血圧低下を伴う上室性頻拍は1人で、いずれも転帰良好。
しかし、21人の重症熱中症が発生し、2人が死亡、12人が生命の危機に瀕した。
過ぎたるは及ばざるが如し。
ですね。
コメント
コメントを投稿