脳卒中だけでなく神経疾患全体の診療において超音波検査は、
病態解明の一端を担う重要なツールです。
その年次総会(2018年6月8日 - 9日)。
大きな学会ではないですが、超音波検査をしまくっている私達にとってはとても重要な学会です。
今回の学会は面白かったです。
第4回九州脳卒中カンファランス
Tokunaga et al. Circulation 2015 Repetitive Artery-to-Artery Embolism Caused by Dynamic Movement of the Internal Carotid Artery and Mechanical Stimulation by the Hyoid Bone
今回、特にすっごいなぁ、と思ったのは、
会場から
「この変化は、どのくらいの割合であるんですか?」
という質問に、
「最近論文になったのですが、、、」
と、すでにまとめて論文にしている、という。
Kinoshita et al. Cerevbrovasc Dis. 2018 Flip-Flop Phenomenon: Swallowing-Induced Arterial Displacement as an Indicator of Carotid Artery Disease.
会場全体、「あー、そりゃ、すごい」
しかも割合が20%という高頻度。
これまた、会場がゆらぐ。
「そんなにいるのかよ」
会場にいる人のほぼ全員が、その視点で検査してなかったはずです。
今後は、
そういうこともあり、今回あった教育講演はさらにおもしろかったです。
日本大学 医学部 病態病理学系人体病理学分野の羽尾教授
「頸動脈プラークの病理」
病理学的な知識は病態解明に重要です。
プラークはどのようにできるのか?
もしかすると外側からの機械的刺激が、一要素かもしれません。
病態解明の一端を担う重要なツールです。
その年次総会(2018年6月8日 - 9日)。
大きな学会ではないですが、超音波検査をしまくっている私達にとってはとても重要な学会です。
今回の学会は面白かったです。
刺激される発表が多かったです。
杏林大学の平野教授といっしょに座長もさせてもらって、勉強になりました。
神戸までスカイマークで行ってきました。
神戸空港は長崎空港からダイレクトに行けて、かつ学会場は空港からポートライナーで10分位で、ちょー便利。
むしろ、長崎市内から空港までが遠くて不便。
車で行くと、高速代と駐車場代で4000円ぐらいかかる。
バスだと安いけど、早朝は家からバス停までの移動で時間がかかるし。
誰かに愚痴ってる。
杏林大学の平野教授といっしょに座長もさせてもらって、勉強になりました。
神戸までスカイマークで行ってきました。
神戸空港は長崎空港からダイレクトに行けて、かつ学会場は空港からポートライナーで10分位で、ちょー便利。
むしろ、長崎市内から空港までが遠くて不便。
車で行くと、高速代と駐車場代で4000円ぐらいかかる。
バスだと安いけど、早朝は家からバス停までの移動で時間がかかるし。
誰かに愚痴ってる。
お金を払うという行為が嫌なのではなく、もう少し、空港はこっちに近づいて来ないかなぁ、という、
無理線のグチ。
今回の学会で、
一番、
すっごいなぁ、
と思ったのは、
広島大学木下先生の国立循環器病研究センター時代に経験した患者の発表でした。
内頸動脈が嚥下による舌骨の動きで、舌骨が内頚動脈をつっぱらかせて、舌骨の外側にあったり内側にあったり、
ぱたぱた動く。
Flip-flop phenomenon.
その部分の血管内腔にプラークを形成する。
脳梗塞を起こす。
発表後、聴衆の興味ビンビンさが会場全体に充満していました。
このことはすでに、九州医療センターの徳永先生がこれまた国立循環器病研究センター時代に発表してたのですが、
広島大学木下先生の国立循環器病研究センター時代に経験した患者の発表でした。
内頸動脈が嚥下による舌骨の動きで、舌骨が内頚動脈をつっぱらかせて、舌骨の外側にあったり内側にあったり、
ぱたぱた動く。
Flip-flop phenomenon.
その部分の血管内腔にプラークを形成する。
脳梗塞を起こす。
発表後、聴衆の興味ビンビンさが会場全体に充満していました。
このことはすでに、九州医療センターの徳永先生がこれまた国立循環器病研究センター時代に発表してたのですが、
第4回九州脳卒中カンファランス
Tokunaga et al. Circulation 2015 Repetitive Artery-to-Artery Embolism Caused by Dynamic Movement of the Internal Carotid Artery and Mechanical Stimulation by the Hyoid Bone
今回、特にすっごいなぁ、と思ったのは、
会場から
「この変化は、どのくらいの割合であるんですか?」
という質問に、
「最近論文になったのですが、、、」
と、すでにまとめて論文にしている、という。
Kinoshita et al. Cerevbrovasc Dis. 2018 Flip-Flop Phenomenon: Swallowing-Induced Arterial Displacement as an Indicator of Carotid Artery Disease.
会場全体、「あー、そりゃ、すごい」
しかも割合が20%という高頻度。
これまた、会場がゆらぐ。
「そんなにいるのかよ」
会場にいる人のほぼ全員が、その視点で検査してなかったはずです。
今後は、
そんなに高頻度にもかかわらず、
プラークができる人もいればできない人もいるのはなぜか?
ということを解明しなきゃいけないですね。
日本からデータが出ているので、今後も日本から出し続けたいですね。
プラークができる人もいればできない人もいるのはなぜか?
ということを解明しなきゃいけないですね。
日本からデータが出ているので、今後も日本から出し続けたいですね。
そういうこともあり、今回あった教育講演はさらにおもしろかったです。
日本大学 医学部 病態病理学系人体病理学分野の羽尾教授
「頸動脈プラークの病理」
病理学的な知識は病態解明に重要です。
プラークはどのようにできるのか?
もしかすると外側からの機械的刺激が、一要素かもしれません。
今回の学会長をされた、国立循環器病研究センター長束先生がその質問を羽尾先生にぶつけていました。
わたしもそれ、気になります。
病理学的視点がその解明の一端を担うことは間違いありません。
脳卒中診療、やらないといけないこと、解明したいこと
病理学的視点がその解明の一端を担うことは間違いありません。
脳卒中診療、やらないといけないこと、解明したいこと
まだまだたくさんあります。
あと、若い先生から、
「ブログ見てます」
と言っていただきました。
ありがとうございます。
自分の恥部を晒しているような気が常々しているのですが、
若い人が脳卒中診療に興味を持ってくれたらいいなぁ、
と言う気持ちでブログを書いている、という、意外とまっとうな考えでやっているような気がしないでもないわけです。
40歳にもならば、ことさら恥ずかしいこともなくなります。
(個人的意見)
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