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MR CLEAN 脳血管内治療の有用性

2014 NEJM A Randomized Trial of Intraarterial Treatment for Acute Ischemic Stroke

MR CLEANって、ミスター・クリーンと読んで良いようです。

New England Journal of Medicineのサイトでスライドショーを見ると、そう言っていました。

発症6時間以内で、前方循環の脳血管主管部閉塞のある患者を、

血管内治療+通常の治療 vs. 通常の治療

と、2群にわけて、脳血管内治療の有用性を検討した研究です。

ポイントはmechanical thrombectomy(ステント型デバイスによる血栓除去)がほとんどであるということ。

オランダの16施設で行われた研究。

血管内治療+通常の治療:233人
通常の治療:267人

血管内治療は233人(190人はステント型デバイス、2人はMerci (第一世代であるコークスクリュー型デバイス、1人は血栓破砕、1人は吸引、1人は施行できなかった)

患者背景。


心房細動が少ないのは、不思議です。
発作性心房細動の診断がおざなりになっているのではないかと想像します。

また、重要な事ですが、いずれのグループもtPA静注療法を受けた患者が90%程度います。

結果に直接的に関わることですが、閉塞血管は中大脳動脈水平部よりも近位部がほとんどです。






Primary outcome
90日後の予後(mRS)連続変数として利用

血管内治療+通常の治療群が良かった。
オッズ比:1.67 (95%信頼区間 1.21 - 2.30)



Secondary outcome: 
血管内治療+通常の治療群がよかった

90日後の予後
mRS 0-1 オッズ比 2.07 (95%信頼区間 1.07 - 4.02)
mRS 0-2 オッズ比 2.16 (95%信頼区間 1.39 - 3.38)
mRS 0-3 オッズ比 2.03 (95%信頼区間 1.36 - 3.03)

NIHSS score 24時間後 2.3ポイント低い (95%信頼区間 1.0 - 3.5)
NIHSS score 5-7日後または退院時 2.9ポイント低い (95%信頼区間 1.5 - 4.3)

最終虚血巣体積
49ml vs. 79ml. 19ml少ない (95%信頼区間 3 - 34)

安全性予後
両群間であまり変わりはない。

脳実質出血type 2: 14人(6%) vs. 14 (5.2%)

しかし、血管内治療+通常の治療群で再発が多かった。
13/233人 (5.6%) vs. 1/267人 (0.4%)

血管内治療による動脈解離は4人、血管穿破は2人。

ちなみに血管内治療による有効な再開通率 (TICI 2b and 3)は58.7%と低め。
最近の研究では80%に及んでいる。


現在同様の研究が進行中。

MR CLEANはステント型デバイスによる血管内治療の有効性を明らかにするための、第1歩目の研究として位置づけられる。




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