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左室補助人工心臓HeartMateⅡ。1例目。

HeartMateⅡ植え込み術が、当院で初めて施行されました。

心臓血管外科の先生が病院全体に呼びかけて、術前に勉強会を行い、さらに今後も勉強会が予定されています。

心臓血管外科の先生方の思いが伝わってきました。

患者さんに最良の経過をたどってほしい。

私も勉強しようと思いました。

血栓症による、脳梗塞。

そして、おそらく抗凝固による脳出血。

脳血管障害も重要な問題の一つだそうです。

想像に難くないです。



心臓の動きがかなり悪い患者さんや、心臓移植を待つ患者さんには良い適応であります。

しかしながら、十分な注意が必要なようです。

Unexpected Abrupt Increase in Left Ventricular Assist Device Thrombosis

2011年まで3ヶ月後までの、機械に関連した血栓症が2.2%。

しかし、2013年までは、8.4%に増えいていました。

しかも、血栓ができるまでの中央値が18.6カ月から、2.7ヶ月まで短くなっていました。

血栓ができるとLDHが3倍まで上がっていました。

血栓があって、人工心臓を取り替えた患者さんや心臓移植を受けた患者さんの6カ月死亡率は、血栓がない患者さんと比べて差はありませんでした。

しかし、そのまま薬物療法で経過をみられた患者さんの6カ月死亡率は48%に登っていました。

理由はわかっていません。

と、Cleveland ClinicのStarling先生。
ちなみにCleveland Clinicは初めて心臓バイパス術をした病院。

LDHの厳重な経過観察が必要で、もし血栓ができていることが確認されればすぐに再手術を検討しなければならないようです。

患者さんの状態は悪いでしょうから、再手術も大変です。

さらに、最近、4人の患者さんが、おそらくコントローラー操作が関連した死亡であったことが、製造元のThoratec社から報告されています。

固定型のバッテリーからの、携帯用バッテリーへの交換の時の操作ミスなんだと思います。

他に5人が、失神などの灌流不全症状を起こしています。

ちゃんと講習を受けているのでしょうが、やっぱり数が多くなると、ありうることです。

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