ハイムリック法とは、
気管に食べ物などをつまらせて、呼吸ができなくなった人に対して行う異物(食べ物など)除去の方法です。
気管に異物を詰まらせた人の後ろにまわり、両手を前に回して、みぞ落ちあたりで組み、「ぐっ」と、みぞおちを圧迫します。それにより、異物が口から「ぽん」と
出てくるのか?
といつも疑問でした。
ICLS, JMECCのインストラクターで指導しながらも、
半信半疑でした。
でも、
出てきました。
院内のコーヒーショップで、コーヒーを買い、店を出ようとしたとき、右側の視界で、前傾姿勢になって、苦しそうにしているご高齢の男性がいらっしゃいました。
そのとき、チョークサイン(両手を首に当てて、苦しそうにしているサイン)、なんてしていません。
前傾姿勢で、小さく前にならえ、をしている感じ。
咳をしようとしているのですが、できず、声も漏れてきません。
ICLSとかJMECCで繰り返し、インストラクターをしてきたおかげで、特にひどくテンパることもなく、でも多少は焦りましたけど、
「後ろに回りますね」
とひと声かけて
いちハイムリック、にハイムリック、(やっぱ効かないな、どうしようかな)
さんハイムリック、「せー、せー(呼吸の音)」(少し息、漏れてきた?)
よんハイムリック、ごハイムリックッ
「けぽ」
っとサンドイッチを噛んで塊になったものが飛び出てきました。
喋れるようになりました。そして、いつも指導している通り、
「救急外来にいきましょうか」
と、車椅子でお連れし、救急ナースと、ドクターに引き継ぎました。
ちゃんと学んでてよかった。
私の中では、小さな子供が飴玉をつまらせて、それを解除するイメージを持っていたのですが、
よく考えると、当たり前ですね。ご高齢の方など嚥下機能が低下している人に多いに決まっています。
その方も、当院の脳神経内科外来にかかっていらっしゃる、球脊髄性筋萎縮症の方でした。
嚥下機能低下がある患者さんを多く診療する、私達脳神経内科医は、必ず、やり方を知っておくべき手技ですね。
そう確信しました。
気管に食べ物などをつまらせて、呼吸ができなくなった人に対して行う異物(食べ物など)除去の方法です。
気管に異物を詰まらせた人の後ろにまわり、両手を前に回して、みぞ落ちあたりで組み、「ぐっ」と、みぞおちを圧迫します。それにより、異物が口から「ぽん」と
出てくるのか?
といつも疑問でした。
ICLS, JMECCのインストラクターで指導しながらも、
半信半疑でした。
でも、
出てきました。
院内のコーヒーショップで、コーヒーを買い、店を出ようとしたとき、右側の視界で、前傾姿勢になって、苦しそうにしているご高齢の男性がいらっしゃいました。
そのとき、チョークサイン(両手を首に当てて、苦しそうにしているサイン)、なんてしていません。
前傾姿勢で、小さく前にならえ、をしている感じ。
咳をしようとしているのですが、できず、声も漏れてきません。
ICLSとかJMECCで繰り返し、インストラクターをしてきたおかげで、特にひどくテンパることもなく、でも多少は焦りましたけど、
「後ろに回りますね」
とひと声かけて
いちハイムリック、にハイムリック、(やっぱ効かないな、どうしようかな)
さんハイムリック、「せー、せー(呼吸の音)」(少し息、漏れてきた?)
よんハイムリック、ごハイムリックッ
「けぽ」
っとサンドイッチを噛んで塊になったものが飛び出てきました。
喋れるようになりました。そして、いつも指導している通り、
「救急外来にいきましょうか」
と、車椅子でお連れし、救急ナースと、ドクターに引き継ぎました。
ちゃんと学んでてよかった。
私の中では、小さな子供が飴玉をつまらせて、それを解除するイメージを持っていたのですが、
よく考えると、当たり前ですね。ご高齢の方など嚥下機能が低下している人に多いに決まっています。
その方も、当院の脳神経内科外来にかかっていらっしゃる、球脊髄性筋萎縮症の方でした。
嚥下機能低下がある患者さんを多く診療する、私達脳神経内科医は、必ず、やり方を知っておくべき手技ですね。
そう確信しました。
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