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ワーファリンの中和剤.アメリカで保険適応に.

ワーファリンとは,血液が固まりにくくなる薬です.

心房細動,心臓の弁を手術した人,そのほか血が固まりやすくなる病気を持っている人が内服しています.

当院では,というか日本の他のたくさんの病院も,ワーファリン内服中の患者で,脳出血や,外傷などにより重篤な状態になった時は,第Ⅸ因子複合体という薬を使っています.

これでワーファリンの効果は10分から20分ぐらいでほぼ内服していない状態になります.

でも,保険適応「外」なのです.

従いまして,病院が全額負担しています.

ん十万します.

早く保険適応になって欲しい薬の一つです.

そんな日本の現状にあって,アメリカでは本日ワーファリン内服中の出血性病変に対して,中和剤が保険適応になったという良いニュースです.


FDAのプレスニュース
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm350026.htm?source=govdelivery

Kcentra

凝固因子が4つ入っています.

Ⅱ,Ⅸ,Ⅶ,Ⅹ=に,く,なっ,とう

で,学生の時に覚えました.

ワーファリンが抑える4つのポイント.

その凝固因子を補充できます.

また,新規抗凝固薬である,ダビガトラン,リバーロキサバン,アピキサバンに対しても有効である可能性が高いです.

副作用で多いものは,頭痛,嘔気嘔吐,関節痛,低血圧です.

重篤な副作用は,もちろん血栓傾向です.脳梗塞,肺塞栓,深部静脈血栓.

今,日本で使っている薬でもいいから,日本でも保険適応になるべき薬だと思います.


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