アメリカ人。クーポン大好きです。 いや、”キュッポン”です。 発音は。 キュッポンのテレビ番組があります。 どれだけキュッポンを使って、ただで生活できるか? みたいな番組。 Extreme couponing TLC.com 最初は何の番組かわからなかったので、キュッポン、キュッポン連呼されてて、意味もなく面白かった記憶があります。 内容を知って、さらに面白かったです。 アメリカ人好っきやね、キュッポン。 TV showになるくらいキュッポンは当たり前のアメリカ社会。 そして、とうとう薬にも!! と、びっくりするのは非アメリカ人。アメリカ人にとっては普通なのでしょう。 患者さんにとって良いことなの? コストは? そもそも、合法?? NEJMから Ross et al. NEJM 2013Prescription-Drug Coupons — No Such Thing as a Free Lunch ”No such thing as a free lunch” 「ただより高いものはない。」 ですよね。 薬キュッポンとは 「ブランド会社の薬剤をキュッポンを使って購入すると、安い同成分のジェネリックと同じ値段で買える」 www.internetdrugcoupons.comを調べると、374の薬キュッポンがあり、すべて医師の処方が必要な物でした。75%は慢性疾患に対する薬で、逆流性食道炎の薬、がんの薬、エイズの薬など。 www.internetdrugcoupons.com/ (このウェブサイトを見てみると、早速NEJMの内容に文句を言ってます。「100%合法だっちゅうの」ですって) コストは、短期的には安い。 しかし、キュッポンの期間は限定されている。 また、保険会社が高い料金を払わないといけない。そうすると、保険料が高くなる。結果、社会全体のコスト減にならないばかりか、患者個人にとっても保険料を含めた医療費が高くなる。 長期的なコスト減にははなはだ疑問。というわけです。 合法化どうか。 今現在、訴訟中だそうです。 結局、ジェネリックを処方したほうがいい、ということですかね・・・。 キュッポンポン。