先日、救急搬送された患者さんの経過をフィードバックする会を大学病院で行いました。 なんと、32人も来ていただきました。 ただ、これが多いのかどうかはよくわかりませんが、 非番の日に、18時に、大学病院まで来て、仕事の話をする、という、苦行をこんな笑顔でできる、 そんな人達が32人もいる。 勉強熱心か、 どちらかというとMか、 ということなんだと思います。 ところで、なぜ、このような会を催すかというと、 ただ、集まって、 「一緒に頑張ろうね。」 と、再確認するためではありません。 それもありますが、それだけではただの仲良し集団です。と思います。 最終的な目標は、 「長崎の脳卒中診療をより良くする」 です。 漠然としていますが、これ以外ないでしょう、という感じ。 そのためにどうするか。 救急隊に現在の脳卒中診療の潮流を知ってもらい、脳卒中患者に対する観察、対応をアップデートしてもらうことが重要です。 しかし、更に重要な事。 それは長崎でまだまだ足りない、脳卒中診療を行う若い医師を育てること。 このことに関して、救急隊にも積極的に関与してもらいたいと思っています。 長崎全体で、脳卒中診療をする若い医師を育てたい。育ててもらいたい。 そのためには、より多くの患者さんを診療させていただくことが不可欠です。 まだまだ若い医師を育てる必要が有ること、 それを救急隊にも知ってほしいと思っています。 救急隊は、脳卒中患者だけでなく、ほかの内因性疾患、さらに外傷患者への初期対応、災害現場での対応、などやるべきことはたくさん。 脳卒中だけよろしく、というのは虫が良いことはわかっていますが、 でも、 今後も 「長崎の脳卒中診療をより良くする」 ために、 「一緒に頑張りましょう」