私の患者さんが、 夜中3時に、脈拍30/min台に低下。 血圧も50mmHgと、かなり危険な状態。 容態の急変。 看護師と当直の脳神経外科医が最初に対処してくれて、30分後に私が到着した時には、大体の道筋が立っているところでした。 ありがとうございました。 脳内科脳卒中センタースタッフは人数が3人しかいないので、当直は週2回しかありません。 私たちが当直でないときは、脳神経外科医が対応してくれます。 本当に、ありがたいことです。 ありがとうございました。 緊急の採血検査、心電図検査、心エコー検査で心筋梗塞が疑われました。 4時45分 ここからは、循環器内科当直の先生と、集められた循環器内科スタッフにより、冠動脈造影と血管内治療がなされました。 冠動脈主幹部に血栓がありました。 致死的状況です。 まずい。 カテーテル室に不穏な空気が、一気に立ち込めました。 実際、心室細動を何度か起こし、除細動が必要な状況でした。 循環器内科のチーム医療により、なんとか、再灌流が得られました。 カテーテル室内の不穏な空気は、徐々に消え、みな一様に安堵の表情を浮かべました。 しかしながら、心不全をきたしていますので、予断を許さないことには変わりありません。 専門的かつ集約的治療が必要ですので、脳内科から循環器内科に担当科はバトンタッチ。 心房細動により形成された心房内血栓が原因と考えられました。 実は、この方、 1週間前に脳梗塞で来院し、 tPA静注療法と脳血管内カテーテル治療を受けられた方でした。 Solitaireってソリティアなのかソリテイルなのか, この時も、致死的になりうる部分の血栓閉塞でありました。 再開通が得られ、自宅退院の予定でした。 もちろん病気になることは、大変なことで、 病気には、ならないほうがよいとは思いますが、 それでも、この方は、治療による再開通が十分に2回とも得られた、 そんな幸運といえば、幸運な方なのかもしれません。 見方によれば。 こんな夜中に、対応してくれた、 脳神経外科当直の先生、 循環器内科当直の先生、呼び出しで集まって頂いた循環器内科スタッフの皆様、 病棟の看護師、カテーテル検査につ