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9月, 2014の投稿を表示しています

Neurologyに査読を提出したのです。

期限ギリギリで査読を提出しました。 1週間は査読初心者には厳しかったです。 査読のページに入ると、 幾つか、選択する項目があります。 要は、この論文は、どのくらいこの雑誌に適しているか? ということをチェックしていく作業です。 そして、エディターに内緒のお手紙(confidential comments)。 ここは、何を書けばいいかわかりませんでしたが、 「ここをこうすれば、掲載してもいいのでは?」とか、 「これは、違うタイプの論文に変更すればいいのでは?(short communicationにするとか)」 とか、提案すれば良いのかなぁと思いました。 よくわかりませんので、分かる人は教えて下さい。 それで、最後に著者へコメント。 初めての、査読終了です。 私のコメントが、著者の運命を左右するなんて重たいなぁ。 何度も、rejectをいただいた経験がある私。 査読者の気持ちが少しわかって、いい経験になりました。 これまで、私の論文を査読してくれた、世界の何処かの先生方に感謝です。 こんな日本の西の果ての小さな町でも、世界とつながれます。

脳神経内科教授就任祝賀会

本日、脳神経内科教授祝賀会にご列席頂きました皆様。 本当にありがとうございました。 会の運営進行をさせていただいたスタッフのひとりとして、厚く御礼申し上げます。 また、行き届かないところがたくさんあったことと存じます。 大変申し訳ありませんでした。 今後も、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 150名を超える皆様にご参集いただきました。 脳神経診療がよりよいものへ変わっていくための叱咤激励と理解しております。 今後も地域のために、地域の患者さんのために、身を粉にして働いていく所存であることは、教授ともども思っている次第です。 頑張ってまいります。 樽酒2つに、たくさんのお花、電報。 皆様、患者さんのご期待に添えるような脳神経・脳卒中診療を、この西の果てで展開していくことが我々の使命であります。 新教授を中心に躍動的に、熱を持って、頑張ってまいります。

日本神経学会九州地方会。研修医、発表す。

研修医に、神経地方会で発表してもらいました。 脳動脈解離による脳梗塞の症例報告でした。 初めてのことで、準備が大変だったようですが、頑張ってくれました。 ありがとう!お疲れ様!! 次は、まとめて脳卒中学会総会ですね。 脳血管障害のセッションは3つありました。 前から、3つでしたかね? 1つだけだったような気がしますが、気のせいかもしれません。 発表の内容も興味深いものばかりで、今後の診療に役立つことしきりでした。 また、若い先生方が頑張って発表していて、自分が研修医の時に発表させていただいことを思い出していました。 と言いたいところですが、覚えていません。 緊張で。 ただ、先輩方に発表の機会をいただき、いい経験をさせていただいた!という思いがあったことは覚えています。 先輩方から頂いた、御恩は後輩に渡します。 特に、若い先生には、質問する側は温かいエールのこもった質問をしたいものですね。 大分でありましたので、前日入りし、関アジ、とり天を頂きました。 大分中心地は、歓楽街と飲み屋街、ショッピング街が絡み合った街で、怪しげで、興味深かったです。

Neurologyから査読のお誘い

査読、review 査読者、reviewer 医学論文雑誌に掲載してもらうためには、 →著者は論文をその医学論文雑誌の規定に合わせて投稿し、 →査読者が、その医学論文雑誌のレベルに合った、内容の有る論文かどうかをチェックし、 →さらにエディターが査読者の評価を考慮して、 掲載されるかどうかが決定します。 査読なんてお偉い先生方がするものと思っていました。 私は、ずぅーっと査読者にお願いする方と思っていました。 そんな私に、まさかの、Neurologyから査読のお誘い。 いつか、Neurologyに掲載されたいなぁ、と思っていました。 権威あるNeurology。 断る手はないなぁ。 でも、たくさん仕事有るなぁ。 でも、やるしかないなぁ。 医師だもの。

とれびあ~んTREVO!!

今日も朝から脳卒中。 正確には深夜から。 tPA静注療法による症状改善が得られなかった50歳台女性。 完全左麻痺。 手足は全く動きません。 脳血管内治療専門医をお呼びして、深夜3時のハイブリット治療です。 tPAと脳血管内カテーテル治療。 脳神経内科と脳神経外科。 本日は、最近保険収載されたTREVOを使いました。 ステントを血栓の中で広げて、引っこ抜いてくる。 今回の患者さんは、意識がはっきりしていたので、ステントを広げたとき、引っこ抜いてくる、まさにその時、 「頭の右側(治療しているところ)が痛い」 とおっしゃっていたので、やっぱり痛いんだ、と改めて実感させられました。 失語の患者さんや、意識障害の患者さんの時は、体動が問題になるでしょう。 血栓が取れて、血栓の一部がステントにくっついています。 完全再開通が得られ、 患者さんも直後から、ほぼ麻痺消失。 疲れも吹き飛ぶ瞬間です。 本人の笑顔をみられて、「がんばってよかった」と思いました。 頑張るのは当たり前なんですけどね。 いつも通り迅速な対応をしてくれた救急ナースの3人。ありがとうございました。 放射線科技師さんも、いつも脳卒中緊急対応にご配慮くださり、ありがとうございます。 呼び出しで、来てくださった脳神経外科医のお二人。ありがとうございました。 最後に、当直の、脳神経内科Tいちろう先生、お疲れ様ー。

Mobile Stroke Treatment Unit goes to the patient !!

Cleveland Clinic, Cerebrovascular CenterのDr. Uchinoよりメールをいただきました。 アメリカで2番めにMobile Stroke Treatment Unitを導入し、7月18日から稼働しているそうです。 Cleveland Clinic to launch mobile stroke unit, bringing the ER to stroke patients in Cleveland かっこいい。 CT搭載。 なんとすでに、6人の患者さんにtPA静注療法がなされているそうです。 血液検査をpoint-of-care、で簡単にできるようになっていると思います。 INR、血糖、血算。 Mobile Stroke Treatment Unitはドイツですでに導入されています。 JAMA 2014 Effect of the Use of Ambulance-Based Thrombolysis on Time to Thrombolysis in Acute Ischemic Stroke A Randomized Clinical Trial 日本ではどうでしょうか。 道が狭いので、なんだか難しそうな気がします。