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International stroke conference 2019 @ Hawaii

今年のInternational stroke conference はメインの発表がなく、静かです。 その分、ちょっとした、niche な話を聞く事に気持ちが向いて、それはそれで良かったです。 これは、やるべきでは?と思ったのは、眼科領域のOptical Coherence Tomography のAngiography (OCTA) 眼科の先生に教えてもらって、検討してみたい。 血流の多寡を非侵襲的に評価できる、らしい。 ------------------------------------------------------ Intensive insulin therapy SHINE trial Intensive IV 80-130mg/dL, standard 皮下注射 <180mg/dL Outcome Intensive group: Severe hypoglycemia 2.6% しかし、予後は有意差なし、というかほぼ同じ。 血糖管理はふつうに皮下注射で、いい感じでいい、というnegativeな結果も大切な結果。 まあ、そうです、よね。 ---------------------------------------------- CHANCE trial (ASA+clopidorel vs. ASA alone)とPRINCE trial (ticagrerol +ASA vs. clopidogrel + ASA)のDr. Wang Minor strokeに対する抗血小板療法は24時間以内に開始して、21日以内まで Large artery disease も含んでいる。 PRINCE trial の結果は、ticagrerolはclopidgrelに比べて血小板表面に発現するP2Y12 reaction unitの減少が迅速かつ安定しており、90日後の血小板反応性も低下していた。 CYP2C19 のloss of functionの影響を受けないticagrerolが使いやすい可能性がある。 ----------------------------------------------- ENCHANTED trialの血圧...

第37回日本脳神経超音波学会 @神戸 脳卒中まだまだ未解明なこと多いです。

脳卒中だけでなく神経疾患全体の診療において超音波検査は、 病態解明の一端を担う重要なツールです。 その年次総会(2018年6月8日 - 9日)。 大きな学会ではないですが、超音波検査をしまくっている私達にとってはとても重要な学会です。 今回の学会は面白かったです。 刺激される発表が多かったです。 杏林大学の平野教授といっしょに座長もさせてもらって、勉強になりました。 神戸までスカイマークで行ってきました。 神戸空港は長崎空港からダイレクトに行けて、かつ学会場は空港からポートライナーで10分位で、ちょー便利。 むしろ、長崎市内から空港までが遠くて不便。 車で行くと、高速代と駐車場代で4000円ぐらいかかる。 バスだと安いけど、早朝は家からバス停までの移動で時間がかかるし。 誰かに愚痴ってる。 お金を払うという行為が嫌なのではなく、もう少し、空港はこっちに近づいて来ないかなぁ、という、 無理線のグチ。 今回の学会で、 一番、 すっごいなぁ、 と思ったのは、 広島大学木下先生の国立循環器病研究センター時代に経験した患者の発表でした。 内頸動脈が嚥下による舌骨の動きで、舌骨が内頚動脈をつっぱらかせて、舌骨の外側にあったり内側にあったり、 ぱたぱた動く。 Flip-flop phenomenon. その部分の血管内腔にプラークを形成する。 脳梗塞を起こす。 発表後、聴衆の興味ビンビンさが会場全体に充満していました。 このことはすでに、九州医療センターの徳永先生がこれまた国立循環器病研究センター時代に発表してたのですが、 第4回九州脳卒中カンファランス Tokunaga et al. Circulation 2015 Repetitive Artery-to-Artery Embolism Caused by Dynamic Movement of the Internal Carotid Artery and Mechanical Stimulation by the Hyoid Bone 今回、特にすっごいなぁ、と思ったのは、 会場から 「この変化は、どのくらいの割合であるんですか?」 という質問に、 「最近論文になったのですが、、、」 と、すでにまとめて論文にしている、という。 Kinoshita et al. ...

第65回麻酔科学会学術集会で脳卒中を話す。大入り満員、その意味は?

脳卒中診療について話してきました。 麻酔科学会総会で。 医師人生で、そんな経験をするとは思っていませんでした。 自分の専門でない学会で話をさせていただく機会は、そうあることではなく、とても光栄なことです。 以前、救命救急センターに所属していたときに、上司だった女医のN先生に推薦を戴いたことがきっかけでした。 リフレッシャーズセミナーという45個ある枠の1枠をいただき、「脳卒中に気づく、治療につなげる」と題して、話をしてきました。 他をみると、ほぼ全てが、麻酔科領域の話で、 かつ同じ時間に他の会場でもリフレッシャーズセミナーの講演があっていたので、 会場に着く前は 「どうせ、脳卒中に興味がある麻酔科医はそんなにおらんやろうし、他の話のほうが麻酔科医にとって興味を引く話だろうから、たぶん、集まるのは2, 30人ぐらいやろ。でも、折角、聴きに来ていただいたからには、一生懸命伝えるぜぇ」 なんていうふうに、テンションを上げていました。 しかし、いざ、会場に入ると、 大入り満員の、優秀な麻酔科医だらけ。 たぶん2, 300人。 テンション上がるどころか、緊張で脇汗がシャツにしょんでいく一方。 やばい、 小学校の時の、一人で歌うの歌のテストくらい緊張する。。。 内容は、脳梗塞急性期治療の話などを麻酔科の先生が従事する領域の話と絡めて話を進めていきました。 会の形式は、多分、いわゆる「講師」として話す、というスタイルなのでしょう、講演を進行する座長はおらず、 「それでは始めます」 みたいな感じで、一人で始めて、 「以上です。ありがとうございました。」 と、一人で終わる。 という、学生への講義みたいなスタイルでした。 ちゃんと面白く話ができたかどうか、伝わったかどうかはわかりませんが、 一生懸命に話しはしましたので、とりあえずは、それで良し、とします。 終わった後に、数人の麻酔科医から質問をいただきました。 少なくとも一部の先生方の琴線に、多少は触れた証左なのだろうと勝手に思い込んでいます。 ただ、やはり、 なぜ、立ち見が出るほどの大入り満員だったのか? という疑問が残ります。 ひねくれている私。 なんに対しても裏があるのでは? いつでも、多...

European Stroke Conference 2018 @ Athens で口演した、の巻

今年も、また味わいました。 やっぱり演題登録時に、 「口演、ポスター、どちらでも」 を選択しなけりゃよかった、 と、どうしようもないのに、どうしようもないことを後悔している。 セッションの一番目の発表。 緊張で、ドキがムネムネ。 European Stroke Conference 2018 @ Athensでoral presentation (口演)しました。 発表したい演題をインターネット登録するときに口演発表かポスター発表か、いずれかを選択するのですが、今回もどちらでもを選び、結果 口演 去年、国際学会初公演の経験(※)は済ませたので、なんとかなるか、と軽い気持ちで。 ※ International stroke conference 2017 at Houstonで口演してしまった。 とはいえ、ポスター発表も大変そうでした。 このポスター講演はe-posterで、 さらに内容の説明をしないといけないので むしろ、口演よりド緊張するかも。 内容は、Embolic stroke of undetermined sourceは心疾患リスクを持っている。 という話。 今、私が主に取り組んでいる課題です。 高名なHennerici先生が座長で、光栄でした。 私はそのセッションのトップバッターだったので、最前列に座り、その時を待ちます。 セッションが始まる前に、Hennerici先生が少し話をされ、 私は、ドキがムネムネ状態なので、あの演壇に立つことで頭がいっぱい。 Hennerici先生が話し、一呼吸おく。 立石立つ。 Hennerici先生、話し出す。 立石座る。 Hennerici先生が話し、一呼吸おく。 立石立つ。 Hennerici先生、話し出す。 立石座る。 を後2回位繰り返して、 Hennerici先生、 「最初の発表者は…、君だね(間違いなく)」 間違いありません。 刑事に捕まる犯人よろしく連行される気分で演壇へと向かったのでした。  発表の後、 なぜBNPを因子に選んだのかと聞かれて、聞いたその背景を読み取れ...

2018年日本脳卒中学会学術集会 @福岡 集約化について、つらつらと。

2018年3月14-17日脳卒中学会総会が福岡でありました。 長崎から福岡は特急に揺られて2時間ですので、近いです。 となると、必然、滞在時間も短くなります。 私は1日だけ参加しました。 なんだかなぁ、と思います。 日本の脳卒中の一番の学会なのに、堪能できないという事実。 その要因は、いくつかあって、 一番の要素は、個人のというか、日本人の気質。 「病院に残っているスタッフは少ないから、急患がたくさん来たら大変だろうなぁ。早く戻らないと、怒られちゃうかな」 と勝手に忖度して、 短い時間の滞在になる。 ただ、たしかに、うちの内科スタッフは少ない。 3人だけ。 この少ない理由は、そもそも全国に脳卒中を専門とする内科医が少ない、ということにたどり着きます。 脳卒中は急性期に沢山の人的パワーを必要とする疾患です。 少ないものは増やすしかありませんが、 しかし、そこはそう簡単なことではありません。 少ない人員でも、効率的に脳卒中急性期診療を行っていくためには 「集約化」 が一つの方法になります。 それが進んでいるのはドイツのようです。 Heidelberg大学のHacke先生の話を聞きました。 最初から聞くつもりが、方向音痴な私はなかなかメインホールにたどり着けず、福岡国際会議場を1階から4階まで4往復して、やっとたどり着いたときには残り10分。 ドイツでは脳血栓回収術を年間50例以上(当院は40例程度)施行している病院が3割あって、100例以上は4割あります。 ドクターヘリなどを使い、センター化された病院で脳血管内治療を行った結果、ドイツ全土の患者さんに対して脳梗塞に対する脳血管内治療が施行されています(中心部のごく一部にだけ、その治療を受けた患者さんがいない地域がありました) アメリカの問題は、小さな(スタッフが少ない)施設が脳血栓回収術をしていること。 と、軽くアメリカをディスってるように思いました。 ヨーロッパ vs. アメリカの構図は国際学会あるあるです。 国の特徴があり、一概に優劣はつけられないですが、 一般的には集約化することが、人的資源や医療レベル向上の視点から考えると理にかなっていると思います。 しかしながら、そうは言っても、どうやって集約...

JMECCセミナー。内科学会総会

Japanese Medical Emergency Care Course (日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会) の指導法についてのセミナー。 長崎から少なくとも私と、呼吸器内科の先生と、消化器内科の先生で参加しました。 長崎-東京日帰りです。 滞在5時間。 他にも長崎から参加された先生がいらっしゃったことと思います。 指導方法の再認識のために参加しました。 今後も長崎の内科医になりたい研修医のために 各内科で力をあわせて頑張っていきたいですね。 もちろん脳神経内科も スタッフは少ないけど、 この部分にも頑張って関わっていきます。 JMECCは JMECC審査委員会 JMECC検討委員会 の両輪。 JMECCの要点 1 BLS --  実践型教育である。 自身の判断で実践できる。(受講生の行動変容を必要とする) 患者の社会復帰のために Frame Action Result 指導者の心得 ーBLSは蘇生の要 「質の高い」 「適切なAED使用」 気道確保: 頭部後屈顎先挙上、軟部組織を圧迫しない 胸郭の動きも見る。10秒超えない。 胸骨圧迫 手根部が胸骨の下半分に当たっていること。 指先はしっかり離す。指先を支点にしないため。 5cm-6cm 100-120回/分 質の担保のために、気道管理と胸骨圧迫、お互いに評価する。 AED 心臓を挟む --気管挿管と気道確保 異物除去 女性の受講者にはハラスメントに注意 気管挿管に時間をとる 実技は全員にしてもらう よく使う気道管理トレーナー BURPは指導要綱から外れた カプノメーターを推奨 除細動に比べて時間が足りない。(受講者のレベルによる?) --除細動 心停止時のモニター波形の診断 マニュアル式除細動器による安全かつ迅速な除細動 --一番大切 -安全確保 -各受講者間の知識、経験のバラツキ(結構重要) -指導内容の決定と時間管理 指導前のチェック 二相性 or 単相性 チームワーク (波形の流...

International Stroke Conference 2017 in Houston ちょっとだけレビュー その2。vessel wall MRI

HRMRIの論文は毎年増えている。 RCVSはenhanceされない。またはわずかに。 Vasculitis: Shorter, scattered、concentric  ICAD : eccentric >> consentric Dr. Yuan MRI technique 3DVISTA BB 造影した方がよくわかる。 7Tで穿通枝の狭窄がわかる。 Dissection 慢性期にはluminal hematomaが消える。 脳血管の壁を評価する際の注意点。 Veinが造影されるので注意。 Slow flowやturbalanceはまるでプラークに見えることも。造影すればわかる。 Vasovasorumが造影されれば、全体的に均等になる。vasovasorum は40歳から見られて、concentricに造影される。しかし、atherosclerosis に合併。 Vasculitis と思ったら、血管内悪性リンパ腫。 これはかなり衝撃的で、病理の大切さを再認識しました。 Endovascular Rx のあとはvasculitisみたいになるので、注意が必要。 血管壁MRI。 当院でももちろん施行しています。 ただ、血管炎の診断をし、免疫抑制剤の治療を開始したことはこれまで一度もありません。 やっぱり病理が大切ですが、脳の病理検査は、想像の通り、そう簡単にできるものではありません。 しかしながら、あるアメリカの病院の先生に聞くと 「結構病理検査してるよ」 とのこと。 再発性の場合は、もう少し積極的に病理検査について検討すべきなのかもしれません。

International Stroke Conference 2017 in Houston ちょっとだけレビュー。Mobile Stroke Unit

今年のISCは口演があったので、それに気持ちが持って行かれて、 はっきし言って、 他の発表があまり頭に入っていません。 発表当日は、そわそわして、気もそぞろ 発表後、だらだらして、虚脱。 それでも多少は、頭に残っていますので、ちょっとレビュー。 私の中で、今年の話題は、 1 Mobile Stroke Unitの進展。 2 教育。 とはいっても「教育」は、あまり話題にはなっていませんでしたが、ブースにシュミレーターがおいてあったのは、初めてでだったかもしれません。私が覚えていないだけかも。 特にこんな、巨大iPad的なシュミレーターがあったのは面白かったです。 NIHSS scoreをチェックしたり、 聴診したり、 さらに、おそらく、血液検査結果とか画像検査結果をチェックしたりできるのだと思います。 Body interact いつか、取り入れることができたらいいなぁ。 Mobile Stroke Unitは、発症現場にCT搭載トラックで出動し、現場で、診察、画像、採血を行い、現場で治療を開始することができます。 なにが「MSUの進展」かというと、 造影CTが可能になったこと。 本当に有効かどうか、コストも含めて考える段階に来たこと。 というところだと思います。 造影CTが可能になったはいいけど、さらにトラックが大型化し、 もうトレーラーじゃん。 日本は 無理でしょう。 長崎の曲がりくねって狭い坂道を、それはそれは上手に運転できる長崎バスまたは長崎県営バスの運転手さんでも、 無理でしょう。 物理的に入らんし。 近くまで行って、大きな道で待つことも考えなくもないですが、 それなら多分、さっさと病院に運んだほうが早い。 なんせ、日本は狭いから。 当日聴き取った内容を一部、以下に。 Mobile stroke unit Clinical outcome  ドイツから Stroke emergency mobile (STEMO) Time to treatment analysis STEMO vs Conventional care 早く連絡がある方がSTEMO多い。84%, sever...

International stroke conference 2017 at Houstonで口演してしまった。

座長の杏林大学平野先生、Dr. Kamel 今年は、初めてのoral presentationでした。 私が、stroke neurologistになってからの2大目標 Stroke誌に論文が掲載されること。 ISCでoral presentationをすること。 1つが達成されてしまいました。 緊張しました。とても。ちびりそうなくらい。 しかし、それと同じくらい、楽しもうという気持ちを高めて、演題に上がりました。 --------------------------------------------- スライドは1カ月前くらいまでに完成させ、そこから、読む練習を自分の机でしました。 スマホに自分の話を録音して、自分で聞いて、やり直す、というのを数回。 カンファ室を使って、空想練習を1回 本当はもっとしたかったのですが、なんだか、日々の診療などで、時間がとれなくて、このくらい。 練習をしながら、スライドの訂正を適宜行い、学会のホームページにアップロードしたのは1週間前くらい。 ------------------------------------------------------------ 事前に、杏林大学の平野先生には、 「お願いします、ぜひお願いします、もう、かなりお願いします」 とお願いしていました。 また、Dr. Kamelにも、セッションが始まる前に 「アイアムノットネイティブスピーカー、プリーズサポートミー、もうかなりプリーズ」 とお願いし、笑顔のご快諾をいただいていました。 それで、すこしほぐれた状態になり、一番前に座って、5番目まで待っていました。 さて、演題に上がって見渡すと、会場は大入り満員。 そんなに入ってくれなくてもいいのに、と思いながらも、そうなると、ひとりひとりの顔を全然認識できないので、意外と話しやすかったかも。 話す内容は、頭にインプットして、右奥隅と左奥隅をみながら、話しました。 発音は気にしつつも、限界があるので、言葉で伝えることには限界があります。 スライドをできるだけわかりやすくすることに気を配りました。 ...

International Stroke Conference 2017 oral presentationって・・・、マジですか。

もーね、大変です。 どきがムネムネします。 苦節、なんとか年。 初めて、oral presentationに選ばれました。 演題に立って、話すパターンです。 (oral presentationになったのは、moderatorが日本の先生ということもありそうですが・・・) 一応、ISCで口演をすることと、Stroke誌に自分の論文が載ることが目標だったので、 その一つが達成されて、すごくいいことでは有るのですが、 やっぱり、やばいです。 キンチョーします。 以前、アメリカに行っていたときに発表の機会があって、 全く質問がわからず 半泣きで、半失禁で、演台を降りた記憶が脳裏をよぎります。 いや脳の中か、脳表ではない。 どっちでもいい。 でも、別に失敗しても死ぬわけではないので(精神的には死ぬかもしれませんが)、楽しめるように頑張ろうと思います。 誰か、質問をハンドリングするコツを教えてください。 ISC2017に参加される皆さん。 ヒューストンで会いましょう。 誰か、観光する場所についても教えてください

第57回日本神経学会学術総会2016 @ 神戸

なおる神経内科をめざして 第57回日本神経学会学術大会 今年は、脳卒中学会総会(留守番のため)に参加しなかったので、こちらに参加しました。 参加して、 「やっぱり神経総会は面白い」 と再認識しました。 脳はカオスです。 疾患のカオス。 血管障害、変性疾患、脱髄疾患、感染、筋疾患、末梢神経障害、腫瘍。。。 いろいろな分野から、多くの発表があり、 へぇ~ とか ほ~ とか言いながら、発表を聞いていました。 ただ、注意しなければいけないのは、 「神経って、おもしろい!」 って、能天気に言って、それで終わっちゃダメってこと。 ちゃんと患者さんに還元しないといけない。 希少疾病をちゃんと診ることができる人がいなければならない。 common diseaseをちゃんと診ることができる人がたくさんいなければならない。 私は、common disease である脳卒中を専門とする脳神経内科医なので、神経疾患の中で最も多い脳卒中患者さんに還元できるように、今回の学会で勉強していこうと思いました。 そうです、そうなんです。 脳疾患は脳の病気なので、血管障害だろうが、変性疾患だろうが、脳に問題が起こっているので、どこかで病態が重なっているところがあるはずです。 片頭痛性の脳梗塞って、いったいなんなんだろう。 脳梗塞って、炎症が関与しているけど、ステロイドって、やっぱりダメか? まだまだ考えないといけないことは多いし、より深い。 一人で考えても限界がある。 common diseaseである脳卒中をみる仲間を、後輩を、たくさん巻き込んで、 「ちゃんと」なおる脳卒中をめざして 脳神経内科医として取り組んでいきます。 福井大学の林浩嗣先生 日本医科大学の青木淳哉先生 慈恵医科大学の寺澤由佳先生 目が細い私 同じ釜の飯を食った仲間です。 仲良しです 仲間でもありますが、ライバルでもあります。 切磋琢磨して、日本の脳卒中診療をよりハイレベルに、盛り上げていきましょう。

International Stroke Conference 2016 in LA その他のこと

みなさま、ありがとうございました。 若い先生たちもありがとうございました。 レストランの中が薄暗かったので、綺麗な写真でないです。 目つぶりかけの人がいますが、ごめんなさい。この写真がベストでした。 日本医大の先生から食事のお誘いを頂いたことを、良いきっかけに 脳卒中診療を行う内科医にできるだけ声をかけさせていただき、 みんなで食事を出来たことはよかったです。 すべての皆様には声をかけることが出来ませんでしたが、 日本医科大、順天堂大学、熊本大学、九州大学、国立循環器病研究センター、長崎大学 の働き盛りの先生がたと、若い先生が、集まることができました。 現在、内科専門医制度が混乱を起こしていると、思います。 この制度は、正直、脳卒中をやる内科医にとって、基本、逆風だと思います。 そんな中だからこそ、脳卒中診療を行う内科医みんなで、ちからを合わせて、若い先生たちに魅力を感じてもらえるような、 そんな取り組みができれば良いなぁと思います。 今回は、そのような話はあまり出来ませんでしたが、これがきっかけになれば幸いです。 また、小さな島国、日本の臨床データで世界と戦うには、オールジャパンで戦う必要があります。 日本全国で、いい形で、協力できる、 そんな塩梅でやれたらいいなぁと思っています。 今年は、ポスターで発表のある、 いわゆる、 Professor-led poster tour 2分発表、3分質疑。 緊張しましたが、なんとか、出来たような気がします。 炎症と脳梗塞再発。 高感度CRPと入院中再発について調べました。 近いうちに、論文化しなければいけません(今は去年の発表を執筆中。遅い) 試合開始前。開始間も無くで、ほぼ満席。 特に、上の方のブロックにお客さんが多かったです。 NBAバスケットは、おもしろかったです。 ただ、私は、あんまり、のめり込めないなぁと思いました。 スポーツ”ショー” だったので。 去年みたNHLも同様でした。 私は、日本のバレーのテレビ放送が嫌いです。 「バレーだけみせてください」 と思います。 踊ったり、歌ったりする若いお兄さん方がいると、 頑張っているんでしょうけど、 別のところで、頑...

International Stroke Conference 2016 in LA day 2

すべて、スライドの内容をその場で拾っているので、 追いつかず、説明が中途半端で、内容が違う可能性があります。 読まれる方は、だいたい、の感覚で読んでいただければと思います。 ※私の記憶定着のためでもあります。 2日目は atrial cardiopathyが私の中でトピックでした。 CREST 2500人のデータ。 10年の経過観察。 内頚動脈狭窄に対する 内膜剥離術CEA vs ステント留置術CAS endpoint: stroke, myocardial infarction and death stroke rateは一緒。0.7%/年 composite endpoint outcome差はなし。 long term result 5年イベント2.7% vs. 2.5%, 10年イベントもかわりなし。 long term stroke 無症候、症候かわりなし composite end point CEA vs CAS p=0.51 10年経過stroke and deathはCEAが良い これは周術期から差が出てくる CEA vs CAS=7.9,vs 11.0%, HR 1.37 有意差あり  最初の1年から差がでる。 年齢が高いほうがCEAの方がいい。 再狭窄は差なし。少しステントが多いぐらい。 ARUBA 5-year result.  2007年から開始。 unruptured brain arteriovenous malformation 226人 2群間で差があったので早期終了。 best AVM eradication vs medical management endpoint  death or symptomatic stroke medicalのほうが良かった。 AVM eradicationはmRS >=2が38%と多かった。 NNH (Harm) 5  サブ解析でもmedicalのほうが良かった。 spontaneous annual he...

International Stroke Conference 2016 ロサンゼルス day 1

2016年2月17日〜19日 International Stroke Conference 2016 ロサンゼルス 参加してきました。 世界各地から(ヨーロッパからの参加はわずかなんですが)、脳卒中とたたかっている多くの臨床医、研究者たちが、集まって、議論し合います。 昨年のトピックは、学会前後で次々と世に出た、脳梗塞急性期血管内治療でした。 その全てが、ポジティブな結果であったので、大いに盛り上がりました。 今年は、逆に、そう大きなインパクトのある発表はなく、昨年の少し高揚した雰囲気はありません。 多施設研究などの大きな研究、比較的大きな研究、 今回発表の多くは、 「差がなかった」 「サブ解析では差があった」 的な結果が多かったです。 会場を沸かせるような結果があまり見受けられなかったと思います。 初日。 今年はあまりめぼしい物がなかったので、 (といったら偉そうですが、偉そうに言ったらそんな感じ) これを聞きに行こう! という勢いもなく、 最初は看護師の発表を聞きに行きました。 日本と一緒です。 嚥下評価 が重要視されています。 日本との違いは、そこにリハビリテーションスタッフが深く関わることです。 それがポイントです。 アウトカムが違えばいいのですが。 状態が悪い人でも、胃ろうをせずに食べることができるようになる。 でしょうか。 発表を拾って、記載しているので、間違いはあると思います。 また、私の記憶定着のためでもあり、記載がおかしいところが多々あります。 その点を考慮してお読みください。 Evidence based aspiration risk tool: improving stroke care swallowing check to prevent aspiration pneumonia 評価項目 10分間座っていて、ぼーっとしないか。 3oz waterを使う。 湿性咳嗽とか、咳嗽が弱いとか、をみる。 RACE to treat stroke NIHSS scoreより簡単な評価があるのでは? ...

第210回日本神経学会九州地方会 at 熊本

学会に先立って、日本神経内科学会が作成した、 神経内科を目指す医師を増やすプロモーション映像が流されました。 治せるようになった病気 今、治せない病気 医療の発展とともに、これまで治せなかった病気が治せるようになりました。 その病気の最たるものが脳卒中、とくに虚血性脳血管障害 他にも、今後の再生治療により治る病気が出てくるかもしれません。 「覚悟はあるか」 と。 進歩する医療を使って、目の前の患者さんに対応することができるか。 印象的な映像で、 10年目ぐらいの私が、 「明日から、またがんばろう」 と思ってしまいました。 がんばろう。 近日中に学会から発売予定だそうです。 買わないといけない。 タダじゃない。 です。 脳神経内科脳卒中グループから3年目の医師が発表をさせていただきました。 腕頭動脈の可動性石灰化プラークが脳血管を閉塞させると、機械的血栓回収術単独では奏功しない可能性がある かもしれないという、症例報告です。 しっかり勉強して、よくまとまった内容でした。 手前味噌ですが。 有名な先生の質問にも答えることができていました。 緊張の後ろ姿 その他にも興味深い発表がたくさんありました。 脳血管障害は午前中のセッション。3つありました。 地方会は症例報告といって、まれな病態の患者さんの発表、がほとんどです。 自分たちが経験しない症例を発表を介して、擬似経験できる 地方会は、多数例を集めたデータの発表が多い総会とは、また違ったおもしろみがあります。 日本人で英語が話せるバイリンガル。 その人が脳梗塞で失語になったら、英語から戻ってきた。 ていう症例。 リバーロキサバンの脳梗塞、脳出血、tPA静注療法についての発表が幾つかありました。 血管内治療の話。 椎骨脳底動脈に病変がある症例報告が多い気がしました。 脳幹部の症状が多彩なので、症例報告になりやすいことが理由かもしれません。 椎骨脳底動脈の病変はとても重要ですが、 とくに、血管内治療の研究の時に、椎骨脳底動脈病変は、病態が多彩故に、除外されがちです。 でも、大切だと思います。 椎骨脳底動脈の脳梗塞患者を前向きに検討していく研...

第34回日本脳神経超音波学会総会

評議員をさせていただいているともあり、発表させていただくべく、 京都へ行ってまいりました。 私は、心臓エコーで捉えられる、拡張障害と脳梗塞の関係について発表させていただきました。 それはいいとして、 興味深かった発表は、大動脈プラークをMRIで評価するものでした。 別に、どうでもいいのですが、 8年前ぐらいに、私もチャレンジした臨床研究ですが、当時のMRIの能力では限界がありました。 今後の展開がとても楽しみです。 他には、大動脈プラークのソナゾイドによる造影効果の検討が発表されましたが、とてもいいディスカッションがあって、勉強になりました。 が、しかし、 日本で、ソナゾイドを使った頸部血管エコーをされて、論文報告をたくさんされている先生に後でお聞きしましたが、大動脈プラークのソナゾイド評価は現段階では不可能である可能性が高い。 とのことでした。 私達もチャレンジしようとして、できなかったので、やはりそうなのか、という感じ。 あとは、熊本のレジェンド脳卒中ドクターと、お話をさせていただき、 神社仏閣、お城めぐり の面白さ、を拝聴し、 触発され、 東寺へ。 歩いて、15分ぐらいの距離でした。 立体曼荼羅、 拝観してきました。 東寺 立体曼荼羅 何が立体なんだろう。 今日は、青と、赤のフィルムで作った、昔ドラえもんか何かの映画でもらった、紙でできたのサングラスは持参してないし、どうしよう。 ・・・・ 如来様とか菩薩様とかのいわゆる仏像が、 ばば〜んと並んでいたのでした。 リアル、立体、ね。 なんだか、圧倒的 な感じなのですが、 よくよく見ると、なんだか、こう、 それぞれの表情とか仕草が、いろいろで、おもしろかったです。 詳しいことは、詳しい人に聞いてください。 その中で、私としては、 梵天様が、スカした感じでカッコ良かったです。 梵天様、画像 やや小指を立てた感じで左手(でいいのかわかりませんが、腕が4本あるので)になんか花らしきもの(と思ったら香炉だそうです)を持ち、もう一方の左手に筆らしきもの(ともったら払子というらしいです)をもってます。 何より、がちょうみたいな鳥の上に乗る、...