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研修医、経食道心エコーす。

脳梗塞でご入院された患者さんの約6割で施行しております.

経食道心エコー.

胃カメラと同じ要領で行います.先端が「カメラ」なのか「超音波」なのか,の違い.

研修医には,簡単なことからやってもらっています.

もちろん,いきなり,最初から最後まで完遂してもらうわけありません.


研修医の先生に知って欲しいなぁ,と思っていること.

医療は医師だけで行っているわけではないこと.一人ですべてができるわけではないこと.


そういうことも,一つの検査を通じて学んでほしいと思っています.

大学病院だからこそ,そういうことができます.

すくなくとも私たちが行う,経食道心エコーには看護師もいなければ,検査技師さんもいません.医師だけです.

検査の準備,ベッドへの移乗介助,声かけ,そして片づけ.

すべて自分たちでやらなければなりません.

ほとんどの市中病院では,上げ膳据え膳で,

「さ,先生,どうぞ!」

「おつかれさまでした.後はよろしく」

って感じで,終わります.

その方がいいことも多いでしょう.

でも,研修医が最初からそれを経験すると勘違いしてしまう.

「この検査が,”自分で”できる」

学んだのは検査の技術.

まぁ,それでもいいのかもしれません.

少なくともアメリカでは,エコー検査なんて自分でしないし,日本だけのことかもしれません.

私の個人的な意見.

検査の準備,片づけをふくめてすべてやっていると,次の病院で,検査技師さんや看護師さんのサポートのありがたさが,とてもよくわかるし,どうセッティングすればやりやすいかもわかる.

患者さんの送り迎えをしながら,話をして,検査の大変さや,もっと患者さんにとって楽にするには,どうすればいいかの“気付き”,

等があると思います.

人として育つんじゃなかろうか.

検査自体も,よりよくなっていくと思います.

偉そう,だす.すいません.

昔話.

研修医1年目の時,緊急内視鏡で呼ばれてました.

治療後の内視鏡の洗浄ために.

「自分で洗えよ」って,心の中で叫んでいましたが,私が治療できるわけではないので,仕方ないなぁとも思ってました.

今は,内視鏡を洗ってくださる専門の方がいらっしゃいます.

ありがたや~.


流し眼の彼にも,役割はちゃんとありますので,あしからず.

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